本日、2月9日は語呂合わせ的に「肉の日」なんだろうなあと思っていたですよ。
ですが、こういう「何々の日」というのは商売にひっかけて作られる傾向があることからすれば、
日常的な食品である「肉」押しの日が1年に一回しか無いというのでは設けても詮無かろうと。
そこで考え直してみれば、「2」と「9」で「肉」ということなれば、毎月29日でもいいではないかと。
実際、「29日は肉の日」事業なるものがAJMIC(全国食肉事業協同組合連合会)あたりでは
展開されておるようで。
ただ、毎月29日が「肉の日」とした場合、
2月には4年に一度しか「肉の日」がやってこないことになってしまう…という心配は無用で、
そのためにも2月9日の「肉の日」がある!とは、うまくしたものでありますなあ。
と、やたらににくにく言ってますが、どうやら2月9日は「漫画の日」でもあるようですねえ。
語呂合わせとは関係なさそうな日付けだけに「なんでかいね?」と思ってみれば、
手塚治虫の命日なのだそうでありますよ。
まあ、「マンガの神様」とも言われる手塚治虫ですから、なるほど感はあるような。
ですが2月9日の向こうを張って、
7月17日と11月3日もまた「漫画の日」を標榜しているようなのですね。
(11月3日はひらがな書きで「まんがの日」のようですが)
まず、7月17日の「漫画の日」。
イギリスで絵入りの諷刺週刊誌「パンチ(あるいはロンドン・シャリヴァリ)」)が誕生したのが
1841年のこの日だそうでして、加えてその名にあやかった日本語版「ジャパン・パンチ」が
日本最初の漫画雑誌と言われるとなれば、歴史的背景はありというべきでしょうか。
一方で、11月3日の「まんがの日」。刊行され、「ポンチ絵」という言葉が生まれました。
漫画作家たちと出版社数社が呼びかけ、「まんが」も文化として認めてもらいたいとの思いから
「文化の日」である11月3日を当てたとのこと。ただ、奇しくも手塚治虫の誕生日でもあるとか。
ちなみに手塚治虫の命日にあてた2月9日を「漫画の日」として仕掛けたのは
漫画専門店の「まんだらけ」だというところには触れておくといたしましょう。
と、これまでのところでどの説に与するかは人それぞれで、
いずれが正統とはいわく言い難いものがありますけれど、
個人的には7月17日を取りますかねえ。
まあ、こんなふうに「何々の日」が複数かぶっているケースなど多々あるでしょうから、
何も「漫画の日」だけではないのですけれど…(笑)。