ブログ内検索をしたところ、
どうやらこのブログでは書いたことがない(たぶん以前のにはある)ようなので、
改めて言ってもいいかなと思うわけですが、「ジャッキー・チェンの映画が嫌いではない」と。
これは「ジャッキー・チェンの映画が好きです」というのと
異なる言い回しではあるとはいわでもがなですけれど、
要するに公開されるたびに追いかけるてなことまでしていないとなれば、
「好きです」とは言えなかろうと思うわけでして。
ま、機会があればわりと見るくらいなところでしょうか。
ご存知のようにジャッキー・チェンの映画は見て考えさせられるとか、深いものがあるとか、
そういう類いではなくして要するに娯楽作なわけですね。
でもって、見てくれる人にはとことん楽しんでもらいたいという思いがきっと強いのだと思います。
ですので、そうしたサービス精神が昂ずるあまり、
アクションシーンで本人が大けがをしてしまったり、
はたまたシチュエーションやら小道具やらに工夫したカンフー・シーンを見せようとして
「冗長だな…」という印象を与えることになってしまったり(それがいいという人もおいででしょう)も
するわけですが、大いに努力は認められるべきでもあろうかなと思うわけです。
で、先日たまたまにもせよ見た「ライジング・ドラゴン」は相変わらず(良くも悪くも?)
ジャッキー・チェンらしい映画でしたけれど、角川映画HPにはこんなふうにありますね。
ジャッキーが、「自らスタントをこなすのは、これが最後」と公言する最後のアクション超大作
確かに映画ではエンドクレジットにかぶせて本人がそんなふうに語るコメントがあったですが、
なんとなあく「これもまたひと時代の終わり…」てな気がしたものでありますよ。
「ライジング・ドラゴン」は2012年作品ですので、
1954年生まれのジャッキー・チェンは当時58歳ということになりますか。
つうことは今年で63歳…。
すでにして2010年に「ベスト・キッド」リメイク版では
第1作でパット・モリタが演じた老人の役をやったりして
芸風の路線変更かなと思ったりしたこともありますけれど、いよいよかと。
ですが、先のコメントは本人にとっては大きいことだったのでしょうけれど、
見る側にとってはさほどの影響なしなのではと思い直したのでありますよ。
これまたたまたまですが、このたび乗った全日空ブリュッセル線の機内で
ジャッキー・チェン最新作が見られたものですから。
劇場公開は12月というこの最新作、なんとまあタイトルが「カンフーヨガ」とは?!。
どうやらおもしろおかしく日本公開用に付けてしまったものではないようですね、
オリジナルが「功夫瑜伽 Kung-Fu Yoga」ということなので。
どうみても「インディ・ジョーンズ」のパクリじゃね?と思ったりするわけですが、
これもまた楽しませる工夫であるかと、あんまり目くじらを立てる気にさせないのが
ジャッキー・チェンのお人柄でもありましょうか。
で、「ヨガ」ともありますように中国とインドの合作であって、インド映画の定番よろしく
しっかりと踊るジャッキー・チェンだったりもするのですなあ。
ところで気になるアクション・シーンは?という点になりますと、
毎度おなじみに工夫を凝らしたサービス精神を発揮したものとなっているのでして、
先にもふれたように見ている側には「どこまでが本人であるか」といった点は
全くお構いなしというべきでしょうかね。
そうしてみると、本人が体当たり演技をするかどうかは別として
引き続きアクション満載の娯楽大作を作り続けていくのかも。
ま、あとはいささか見た目に老けてきた感は否めないところとの折り合いの問題でしょうかね…。