白馬に行くといって出かけてまいりました。
その実、あんまり白馬村にはいなかったな…という結果であったことは追々の話として、
長野駅に到着したところから語り起こして参ろうかと。
元より住まいが中央線沿線で白馬へ向かうとなれば、
狩人の歌で名高い?特急「あずさ」を使うのが常套手段ということになりますが、
都心からのルートは長野まで新幹線が通って以来、ちと変化があるようですな。
つまり、東京から長野まで新幹線で1時間半。
その後、長野から白馬までは山越えでバスも通っており、1時間程度。
都合2時間半で待ち時間を入れても3時間くらいでしょうか。
これに対して、新宿からだと大糸線直通の「あずさ」が白馬まで4時間かかりますのでね。
ただ、沿線の景観を眺めながらということなら中央本線の方が優っているように思いますので、考え方次第ということになりましょうか。
ま、今回は老齢の両親連れということでもあり、
両親が出てきやすい東京駅から北陸新幹線「かがやき」に乗っていったのでありました。
なんとまあ、大宮の次は長野!なのですなあ。
で、この旅には「避暑」要素があったのでして、
昨年の木曽路で暑い思いをしたものですから、もそっと北の山へ向かおうとの目論見。
もっとも、玄関口になる長野市は善光寺平とも呼ばれる盆地にあるものですから、
ここに到着したからといってたちどころに涼しくなっているとは考えておらなんだものの、
新幹線から下車するや、「・・・暑い・・・」と。
駅前をきょろきょろすると、たまたまデジタル表示で気温が示されてあって、
思わずげんなりしてしまいましたですよ。
ここまで来て、34℃かと(帰りの日にはここの表示が35℃になってました…)
ちょうど昼食をという時間になってきましたので、
「信州といえば蕎麦!」と駅前交差点の向こうに見えた店に入り込んだのですな。
安直にもみえますが、何しろ暑いので老親の熱中症対策でもあります。
とまれ、そこのお店で食したのがこのひと品でありますよ。
見た目からしてもひんやり行きたいものだと思ったものですから、
高峰に残る雪渓をイメージさせる(というのは、その後に白馬に行くからこそですが)
だいこんおろしてっぺんにのせた「戸隠おろしそば」というもの。
どんな材料でできているのかはこちらをご覧くださいませ。
Cold Soba with fried tempura powder, grated radish, nameko mushroom, grated ginger and Momi-nori(dried seaweed)
長野県は今、「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」をキャッチフレーズにして、
外国人観光客をたくさん集めてもいるのでしょう。
確かに新幹線から降りてくる外国人旅行者は結構見かけましたし。
ただ、山岳リゾートを目指していたところがこの暑さにとまどいはないでしょうか。
いくら夏とはいえ、冬のオリンピックを開催した場所がこうだとは思いもよらないとか。
そんなことから考えても、
真夏の東京でオリンピックを開催しようとは気がふれたとしかいいようがないわけですが、
脱線話はともかくとして、冷たい蕎麦で英気を養ったのちには後立山連峰の眺めを求めて
山中の移動に取り掛かるのでありました。