ということで、通潤橋 を訪ねて放水を見るというメイン・イベントも無事にこなし、
熊本市内へ戻って、そのまま夕方の熊本空港出発便で帰って来たわけですが、
ここでは熊本城下紀行の最後に少々落穂拾いということで。


羽田発ラッピング・プレイン


やおら出発日の羽田空港に戻るのも藪から棒ですけれど、
乗り込んだ飛行機はラッピング・バスならぬラッピング・プレインだったのでありまして、
いったい何の絵なんだか分からんのですが、これも特筆すべきこと?とは言えましょうか。


熊本に着いて早々の昼飯は、取り敢えずお手頃に熊本ラーメンということに。
ホテルで手に入る市内グルメ・ガイドみたいな冊子を手に取ると、
ほとんど目と鼻の先に、掲載されているラーメン屋のあることが判明。
さっそく行ってみたのでした。


熊本のラーメン店


すでに2時近くになっていましたので店内はがらがらでしたが、
店内自体が賑々しい感じなのはご覧のとおりであります。
先ほどのグルメ・ガイド冊子を提示すると「トッピングをひとつ無料で」ということで、
基本のラーメンにおまけを載せてもらったものがこちら。


熊本ラーメン1杯目


店のおばちゃんに「トッピングは、ん~、味玉を!」と言いますと、最初から付いていると。
ですので、トッピング・リストで最初から載ってないものを教えてもらい、
「ワカメはもしかして、味が薄まっちゃます?」「ワカメはうどんには合うんだけど…」
だったら何でリストアップしてるのか不明ですが、結局のコーンにした結果が上の通り。
一見、札幌ラーメン風になってしまいました。


ラーメンついでに言いますと、通潤橋からいったん市内に戻った際にも遅めの昼食でラーメンを。
何せ、後から合流した友人がまだ食ってない…となったものですから。
当然に違う店に入り、見た目も大きく違うものをオーダーしたですよ。


熊本ラーメン2杯目


通潤橋近辺でずいぶんと歩き廻ってきた後だったので、ここではちとガッツリ系で。
ちなみに、この2軒目のラーメン屋は「桂花」でありまして、
確かに新宿にもあったなと思ったところ、店内の説明書きに曰く
豚骨系のラーメンで東京に進出したのは一番早い店だそうで。
当初は、「なんだ?この白いスープ?」と東京人がびっくらこいたそうな。


郷土ランチ・馬すじ丼


食の関係ついでに、こちらはなか日の昼飯に食した馬すじ丼というもの。
といっても、丼は左端に小さくなってしまい、
真ん中のカクテルグラスに入っていたものは今もって何であったかは不明であります。
右側には辛うじて辛子蓮根が見えましょうか。


夕食はもっぱら居酒屋的なお店で、写真を撮り忘れるほど
次々とっとと食してしまったものですから、食の話はこれくらいに。


熊本城おもてなし武将隊


熊本城天守閣の前では「熊本城おもてなし武将隊」のトークが行われてましたですねえ。
立ちあがっている方が加藤清正とのこと。
対する観客側は、見学に来たらしい小学生の団体がわいわいしながら、聴いてました。


そうそう熊本城といえば、

重要文化財になっていて20数年ぶりに公開されたという田子櫓の中には
このような天守閣の部品と思しきレプリカが入っておりました。


熊本城田子櫓の、搬出できない謎の物体


解説してくれたお爺さんによりますと、何のために作られたのか分からないということと、
そもそも大きさから言ってこの櫓から出せない…言ってましたですよ(入口を見れば確かに…)。


そして、熊本城でもうひとつ。
南大手門では「西南戦争特別展」をやっていたのですが、
昨今、戦国武将を劇画風イケメン的風貌で描く傾向が見られる中、
西南戦争に関係する人々もまたそんなふうな描かれようになってました。


劇画調西南戦争?


たぶん左端が西郷隆盛だったりするのでしょうけれど、
まあこの看板くらいならいいですが、展示解説なんかにたくさんキャラ登場!となると、
いささか臆するものがあるなと思いましたですよ。


…と、落穂拾いと言いながら、このままでは語り終えたところを
もうひと渡りなぞってしまいそうなふうでもありますので、このへんで。


いかにも地方空港だなという佇まいの熊本空港から
全日空便ながらソラシド・エアの運行する便でもって帰途につくことに。


ソラシド・エア@熊本空港


搭乗前に食べたデコポン・ソフトクリームがうまかったなぁという思い出を最後に
熊本城下紀行の幕を閉じることにいたします。