カセットテープに録音した音楽をPCファイルとして取り込むことが終わったところで、
さぁてカセット・デッキとおさらばするかと思ったわけですが、
念のため家の中にまだカセットテープが残っていないかを探ったのですね。

何しろ、カセット・デッキを処分してからではカセットテープではもう聴けないのですから。


すると「あ~あ、こんなの見つけちゃったよ…」という具合に

靴箱いっぱいのカセットテープ発見!
ほとんど全てが何かしらの英会話の教材テープでありました。


靴箱いっぱいのカセットテープ



ごくごく普通に中学、高校、大学(一般教養の外国語としてですが)で英語を学んでも

使い物にはなってませんから、今の政府がしきりに言っているような

「グローバル化」に対応できる人材たりえなかったわけですが、
それでも社会人になってからも折りに触れて英会話スクールやら教材やらを

利用する向上心だけは残っていた…ということになりましょうか。


今ではもはやそのような気力もなくなり、

それこそ気が向いたときにちょこっとNHKラジオの語学講座で、
英語に限らず、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などなどを

聴きかじることはあっても身につけようとかいう気はさらさらなく、

趣味みたいな心持ちという現状。


で、ここで見つかったカセットテープをどうしようかと考えたときに
いちばん手っ取り早いのは、見なかったことにして捨てるという選択肢ですね。


だいたい今このとき発見されるまでに優に10年は眠っていたわけですし。
それだけ使わなかったのはもはやいらないも同然で、

まさに断捨離的な実践ここにあり!てなところかと。


ですが、見つけてしまったのも何かの縁と言えないこともない。
そして、場所塞ぎになって処分したいものはカセットテープそのものであって、

中身はまた別とも考えられる。
なにしろデータとして取り込んでしまう分にはほとんど邪魔にならないですから。


では、そのデータとして取り込んだ後に学習するつもりがあるのか、

繰り返し聴くだろうかと考えるとこれはどうも怪しい…というより、

およそ聴かないだろうなとすでに思っている。


とすれば、やはり捨ててしまって何の問題もない…となるわけですが、
思いついたのは取り敢えず今聴いてみようということなのですね。


カセットテープはそこに録音されている分だけ取り込むにも時間がかかるということからすれば、
その時間分、英語を聴き続けるということが可能になるわけでして、
取り込んだ後に聴かないとしても、今聴くという点では

わずかなりとも英語学習になるかもしれん、とまあ、そういうわけです。


世の中には「聞き流しているだけで、みるみる英語が上達する!(個人差があります)」的な

教材がまま見かけられるだけに、それを新たな投資なしにやってみるてな具合でしょうか。


この夏、どこかしら海外に出かけたとして、

「おお、驚くほど聴きとれる」とか「すらすら言葉がでてくる」とか、

そういうことはないでしょうけれど…おっと、そういう心構えではいけんですかね(笑)。