こんにちは。
やっと本年最初の鳥撮りの内容までやってきました。
新年最初の散策は東丹沢のいつもの林道からスタートです。
鳥撮りを始めてたった8年目ではありますが年々鳥の数が減っていると感じています。
年に何度も歩くような場所となるとそれは顕著に。
さて、今季の冬はどのような状況でしょうか。
ここは林道の入り口からすぐに鳥たちの集まるポイントがあります。
耳をすますとたくさんの鳥の気配が。
ホオジロ、カシラダカ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ミソサザイ、カヤクグリ、ウソ、アトリ、カラ類もたくさん。
姿を見せている鳥から写していきます。
カシラダカ。
ホオジロ系の中では特徴ある粘っこい地鳴きで判断しやすいです。
ジョウビタキ。
ルリビタキとは「ヒッヒッヒッ」、という声の質も違いますし「カッカッカッ」といういわゆる火打ちの音も違うのでこちらも判別は容易。
以前も記事でお話しましたが尾羽の振り方も違うので逆光状況などでシルエット状態でもルリビタキかジョウビタキかの判断は可能です。
電線にアトリが。
この冬はアトリやオオマシコ、ウソなどフィンチ系が多くみられるような気がします。
おやおや、クロジの声もします。
これは撮りたいところ。
林道脇は藪になっているので姿はなかなか見えませんがかなり近い。
いました。
メスタイプのクロジです。
一瞬見ただけでははっきりとは何の種類だかはわかりづらいのですが、声を覚えると簡単。
こちらは若いオスでしょう。
クロジは漂鳥なので海外からの渡りではないのですが年によって見られる個体数が大きく変わるような気がします。
越冬地を年によって変えているのでしょうか?
しかしながら久しぶりに鳥の気配の多い冬なのかもしれません。
寒さとは反対にホクホクしながら林道を進んでいきます。
ルリビタキ。
たくさん声はしますが姿を見せてくれたのはわすかでした。。。
冬らしい背景がよいです、ウソ。
いくつも群れの姿を確認することができました。
もうここの林道ではほぼ決まったいくつかの場所でオールシーズン見られるソウシチョウ。
さすが外来種。
配色が日本の鳥らしくありません。
アホ毛がこんなところに!
日本固有種カヤクグリ様です。
そしてまたクロジ。
4~5個の群れを確認しました。
ツグミ、シロハラあたりも安定して越冬しているようです。
この日気がつかず飛ばしたヤマドリは3羽。
こちらもいつも通りのことなので気にしません気にしません。
久しぶりに鳥のたくさん見られる冬の丹沢がやってきたのかもしれません。
まだ午前中であったためこのあと宮ヶ瀬の林道まで足をのばしました。
昼過ぎからの散策。
小鳥を一番期待できない時間帯ではありますがさてさてどうでしょうか。。。
歩き始めるとそれなりに鳥たちの気配はありますがさすがに活発に動く時間ではなく比較的静かです。
しばらく歩くと。。。
青いルリビタキを発見!
しっかりと見たのはこの冬初です。
「ここまで青くなるにはいろいろな苦労がありました」
目の下にキズ。
後趾にも瘤が。
それでも元気に飛び回っていました。
藪の中をアトリの群れが出入りしていました。
その中に一瞬マヒワも見えました。
ここの林道名物のベニマシコ。
本当に数が減りましたね。
この日も一か所でしか見かけず林道内ではここだけにカメラマンが集まっていました。
オスメス一羽ずつ。
ただサービスよく出ずっぱり。
越冬地ではこういった各種植物を採餌。
夏季、繁殖地では虫を捕食することも多いそうです。
ベニマシコを撮っていると別の方向からクロジの声がします。
やはりいました。
しかしあなた、本当に藪の中が好きねえ。。。
「いつもの鳥をかっこよく」
ツグミ。
エナガちゃん。
遠いミサゴ。
ウソも遠かった。
小さいながら「気分はライオンキング」
「気分はジャングル大帝レオ」
林道歩きでこれだけ撮れればお腹いっぱい。
今年はよい冬なのかもしれません。
次回は「地元の森も歩いてみた」。といった内容になりそうです。
それではみなさま、楽しい冬鳥の季節を!