曲をつくって歌をうたおうとすると、どうしても歌詞が要ります。これがやっかいです。
詩人というのは特別な感性と表現力を持った人たちのことで、誰にでも何らかの詩は書けるかもしれませんけど、それで詩人になれるわけではないですよね。歌詞は詩と違い曲に乗せるという課題もあるので、なかなかひょいっとはできません。
今ちょうどメロディができたのですが、でも物語や風景や特に表現したいことも浮かばない。それでも何か言葉がないと歌えません。幸い、メロディを作る時にのっけた出鱈目なフレーズがあるので、それをとっかかりになんとか完成させようとします。ただ、そのままでは意味も通らずめちゃくちゃなので、言葉を足したり引いたりこれから大手術をしていきます。
それでいったんできあがっても、気に入ったものになることはまずありません。時間をおいて、また修正をかけていきます。思いついた一つの単語から、ガラッと内容が変わって最初の面影はまったくなくなってしまうこともあります。何年、何十年もたってから手を入れたくなることもしばしば。とにかく歌詞という のはやっかいです。
それでも、一生懸命作ってはいるので、聴いた人がもしいいなと一人でも感じてくれればと思います。
浮かんだ言葉がそのまま出てきてすらすらと詩になる人が、本当に詩を書くべき人なのかなあ。
【田畑記】
