「頭脳王」という番組を見て思ったこと | KMMのブログ

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人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

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私は自治医科大学を卒業し、現在人口700人ほどの村にある診療所で、村唯一の医師として勤務しています。

 
一昨日頭脳王という番組をみました。
 
出てくる問題はどれも超難問で、分かる問題はほとんどありませんでした笑
 
その中の問題の1つですが、
「アラジンと魔法のランプ」の舞台となった国は? という問題がでてました。
 
みなさんどこだと思います?
 
正解は中国らしいですよ笑
誰が分かるんだと思いましたが、こんな問題も正解させるんだから、ただただすごいです。
 
 
京大医学部生の木戸直人さん
東大医学部の河野玄斗さん
本当凄すぎて同じ人間とは思えませんでした。
あのレベルになると、本当生まれ持った頭脳というか、才能がすごいんだろうなぁというのは強く感じます。
 
いつも思ってしまうのですが、これほど優秀な頭脳を持った方が、医学部が一番難しい学部だからという理由で医学部に入り、医者をする。
 
こんなこというのもなんなんですが、なんかすごいもったいない気がしています。
 
もちろん医学研究の分野に進んで、医学の発展に大きく寄与するような発見をしてくれたら、それは本当素晴らしいとは思いますが、実際のところ、医学研究だけで食べていくことは非常に難しいです。
 
結局、臨床医をメインでしながら、合間に研究もするという形になるとは思うのですが、なんかそうなってしまうのが本当もったいないなぁって、私のような普通の臨床医からみると、そう感じてしまいます。
 
臨床医をする上で、もちろん優れた頭脳も大切なんですが、それよりも愛想の良さであったり、説明の上手さであったり、周りとの協調性であったりと、頭脳以外の要素の方がより重要視されている気がするのもまた事実で。
 
なので、その優れた頭脳を、より生かせる職業というか、環境に身を置いて、与えられた才能を如何なく発揮する、彼らのような天才にはそうあって欲しいなぁとか思ってしまいます。
(決して彼らが臨床医として必要な能力を有していないとか、劣っているとか、そういったことを言ってるわけではありません)
 
でも番組自体は面白かったです笑
 
二人が今後どんな医者になっていくのか、勝手に注目していようと思います(^^)
 
ではでは