「蜜蜂と遠雷」を読んで | KMMのブログ

KMMのブログ

人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

お訪ねいただきありがとうございます。

 
早いもので今年も最後となりました。
 
たまには医療と全く関係のない話を。
 
電車での移動時間、何となくスマホを眺めている時間が無駄だなぁって思って、久しぶりに本を読みました笑。
 
読んだ本は「蜜蜂と遠雷」
第156回直木賞、第14回本屋大賞をダブル受賞した言わずとしれた名作です。
 
いまさら感は否めないですが、ついこないだ松岡茉優さん主演で映画化もされたので読んでみたくなり買いました。
 
結論からいうと、すごく面白かったです(^^)
 
簡単なあらすじですが、
 
若手の登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、コンクールに望む4人のピアニストの葛藤や成長が描かれています。
 
4者4様のピアノに対する情熱、コンクールにかける想い、コンクールを通して生まれる友情、そしてコンクールの中で天才ピアニスト達の才能が時に共鳴し、開花していく様子、そしてピアノの演奏がまるで目の前で繰り広げられているかのごとく、演奏の様子が事細かく、鮮明に描かれています。
 
物語の中に恋愛的な要素や、誰が優勝するのか、みたいなハラハラ感みたいなものはほとんど描かれていないのですが、それでいて900ページ以上にわたる長編小説を、読者に飽きさせることなく、ずっとワクワクさせる展開で描いていく、作者の恩田陸さんは本当に才能豊かな方だなぁと思いました。
 
逆に映画ではこの物語をどう描いているのか、すごく気になりました。
 
この物語の主人公、英伝亜夜の役は、松岡茉優さんのイメージにピッタリな気もしますし(^^)
 
ということでオススメの一冊です。
 
また来年もよろしくお願いします。
 
良いお年を(^^)
 
ではでは