お訪ねいただきありがとうございます。
木下氏「忘れてる自体なんかカチンとくるんだよ、お前」
束原さん「はい」
木下氏「なんですぐ忘れるの? なんでも。障害者なんじゃないか、お前」
束原さん「はい」
木下氏「発達障害の診断受けてみ? お前」
束原さん「わかりました」
冷静に判断しても、いい過ぎですね。
当然のことですが…
私も医者になってしばらくになるので、当然医者の暴言も時々耳にするのですが、発達障害とかそういった差別的な言葉を発する方はいなかったですね。
明らかに行き過ぎた言動ですし、やはり共感能力といった部分では、医師の資質としても欠けている部分はあると思います。
話は変わりますが、先日ある病院の忘年会に参加したところ、5年目くらいの若手医師の方が、ベテランのコメディカルの方から、「患者さんの前では偉そうやけどね」みたいなことをお酒の席で言われていました。
真剣に説教されるとかではなく、話のちょっとしたネタみたいな感じではあったのですが、若手医師の方は「だって患者さんの前で医者がおどおどしてたら嫌でしょ? ただでさえ年上に見られる顔してるんだから、堂々としてないと威厳が保てないですよ。」みたいな発言をされていました。
「あー、なるほどなぁ〜」と思って聞いていました。
医者の視点として思うことですが、特に若い医者であればあるほど、患者さんからは「こんな若い先生で大丈夫?」みたいな感じで見られてますし、患者さんの中にはよくわからないクレームを言ってくる方もいます。そこでアタフタしてると「大丈夫かよ??」みたいな空気になってしまいますし、また一歩処置や処方を間違えれば医療ミスにつながり、場合によっては裁判を起こされることもある。コメディカルからも信用を得て、指示に従ってもらえるようしないと、うまく仕事も回せない。
そういった環境に置かれ続けることが、そういった考え方に繋がっていくのだろうなぁと思ったりしました。(もちろん元々のプライドの高さもあるとは思いますが。)
でも時々、自分の発言であったり、態度であったりを冷静に振り返って、その中でマズかった、行き過ぎてたなぁと思う部分は正しい方向に修正していく、そういった能力は、医者にとって重要というか、必要とされてるんだろうなぁと思いました。
ではでは