お訪ねいただきありがとうございます。
私は自治医科大学を卒業して、現在は人口700人程の村の診療所で勤務しています。
本日朝の情報番組の「あさイチ」の中で
もしかして“やりすぎ”? ~子どもの教育に不安を感じる親たち~
という特集がされており、難関中学の受験に臨む息子と、その母親が取り上げられていました。
朝6時半から勉強をさせ、食べる時と寝る時以外はほぼ全ての時間を勉強に捧げさせる、子供が学校や塾に行ってる間も受験に関する情報収集を行い、子供がパッとみて覚えられるようにと、部屋の壁一面に各教科のポイントをまとめたものが貼ってある、父親は仕事が忙しく手伝ってはもらえない、そういった母親の姿でした。
自分の中学受験を思い出して懐かしくなりました笑
私も中学受験をし、偏差値70以上(みんなの中学情報というサイトで調べました)の中高一貫校に行き、自治医科大学にその後進学しました。
私の経験から言うと、大学受験は自分との戦いだと思いますが、中学受験ははっきり言って母親の戦いだったなぁと思います。
小学生に「なんのために受験勉強するか」、そんなことわかるはずありません。
例えば灘中学に行くような子でも、灘中学に行かなきゃいけない明確な理由などは持ち合わせておらず、ほとんどの場合は、「親に褒められたいから」とか、「周りのみんなよりいい中学に行きたいから」といった理由で中学受験に望んでいるんだと思います。
何のために進学校に行かせるのか教えるのも親の仕事だし、勉強するモチベーションをあげるのも親だし、周りに優秀な子がいる環境を整えてあげるのも親だし、となるとやはり中学受験は親の戦いになるんだろうなぁと思います。
あさイチでとりあげられた家庭に対し、「やりすぎ」って感じる方も多いかもしれません。
でも難関中学の受験に挑む家庭の母親は大抵こんな感じです。
私も小学6年生の時は塾に行かない日はなかったと思うくらい、ほぼ毎日塾に行って夜遅くまで勉強してました。
朝起こしてくれたり、塾への送り迎えしてくれたり、忘れ物がないかの確認してくれたりと、その頃は母親がかなりのことをやってくれていたように思います。
違うなぁと思ったこととして、私の場合、
●朝の小学校に行くまでの時間に勉強することはなかったと思います。
●小学校終わってから、塾に行くまでの時間、15時半から16時くらいまでの30分くらいですが、校庭でバスケットとかして遊んでました。
まあ私は夜型の人間なので、その分夜遅くまで勉強していたとは思いますが、ただやはり息抜きの時間がないと、長い受験勉強の期間を乗り越えるのは難しいだろうなぁと思います。
そう考えると放課後の30分くらい友達と遊んだりしてたのは、受験勉強を乗り越える上で貴重な時間だったのかもしれません。
ゴムは引っ張れば引っ張った分だけ伸びますが、引っ張りすぎるとちぎれてしまいます。
どこまで伸びるかちゃんと見極めてあげること、その上で必要以上に引っ張りすぎないことも大事なのかもしれません。
ではでは