僻地医療の「いいところ」と「わるいところ 」を書いてみた Part6 | KMMのブログ

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人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

お訪ねいただきありがとうございます。

 

私は自治医科大学を卒業し、現在人口700人ほどの村にある診療所で、村唯一の医師として勤務しています。

 
ドクターX〜外科医・大門未知子
の第4話を今日みました。
面白かったです(^ ^)
 
今回正常圧水頭症という疾患が出てきましたね。

わりとよくある病気です。稀な病気ってことはないかと思います。
ドラマでの説明通り、歩行障害、尿失禁、認知症が3つの主要な症状となります。

しかしAIも本当ダメですね笑
また誤診かーと思ってしまいました。

正常圧水頭症のMRI画像みて、鑑別に名前すら出てこないのは、よっぽど出来が悪いというか、何というか……

うしお先生も外科の先生なんだし、せめて専門の神経内科の先生にぐらいは相談すればいいのに、とか思ってしまいました。

あと息子の名前が出てこないのに、教授室に行くためのあのややこしい説明を間違わずに理解できてるなんてこともあり得ないだろうー、とか観てて思ってしまいました。

まあドラマなんでそんなこと言うのも野暮な話ですが、やっぱり気にはなってしまいますね笑

職業病です( ̄∀ ̄)


さて、話は変わりますが、今回も僻地で働いていて感じる僻地医療の「いいところ」、「わるいところ」を一つずつ書かせていただきます。
今回は6つ目です。
 
 
いいところ⑥
自然豊かな場所で子育てができる

僻地医療というか、僻地のいいところですが、やはり自然豊かな場所で子育てできるのはいいですね。私も小さい子供がいますが、毎日豊かな自然の中で散歩させてると、子供にいい影響を与えている気はします。

 
わるいところ ⑥
塾や習い事などに行かせるのが大変
 
これも僻地医療というより僻地での生活に関することですが、私の勤務する村には高校がないので、高校進学の際は村外に出ます。
そのため中学3年生くらいになると塾に行かせるのですが、みなさん20-30km離れた村外にある塾まで送り迎えされてます。
また習い事行くのも、村内では無理なので村外まで行かなければいけません。
大変だなぁとは思いますが、村民の方はみなさん何とか上手いことやってます。
小さい頃は自然豊かな環境なのでいいと思いますが、小学生以降だと教育の選択肢が狭まるのでその点は不利な部分になるかと思います。
 
と6回目の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみました。
これからも僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を、思いついたものから一つずつ順番に書いていこうと思います。
 
あくまで私が働いていて感じた個人的な意見です。
もちろん日本全国には色んな僻地診療所があるので、うちはそんなことないよって思うようなことも出てくるかとは思いますが、そこのところはご了承下さい。
 
本日はこの辺で。
また次回は7つ目を書いていこうと思います。
 
ではでは