僻地医療の「いいところ」と「わるいところ 」を書いてみた Part5 | KMMのブログ

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人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

お訪ねいただきありがとうございます。

 

私は自治医科大学を卒業し、現在人口700人ほどの村にある診療所で、村唯一の医師として勤務しています。

 
ドクターX〜外科医・大門未知子
の第3話を今日みました。
面白かったです(^ ^)
 
蛭間院長の不起訴のお祝いが「もんじゃ焼き」でしたね。
 
コストカットの影響により経費では落ちなくなったとの理由から、お肉は難しく、なくなくもんじゃ焼きになったとのことでした。
 
ただ、さすがにチェーン店の焼肉屋くらいには連れてけるだろーとは思ってしまいましたね。
もてなす側も一応医者ですし、相手は大学病院の病院長ですしね( ̄∀ ̄)
 
なので、ここまでくるとコストカットどうこうというより、人間性の問題じゃないかなぁと思ってしまいました笑
 
さて今回ドラマの中で飛蚊症が出てきましたね。
医者の間では非常に有名な症状です。
飛蚊症とは、物を見ている時に目の前に黒い蚊やゴミのような物体が見える状態で、加齢でも起きますし、網膜剥離などの目の病気でも起きます。
 
病室で、虫を払うような場面がありましたが、多くの医者はあそこで「飛蚊症かな?」と思ったと思います。
 
ただ飛蚊症が原因で失言する、ドラマで言うと「さっしん」を「さつじん」と読み間違えることはさすがにないだろうとは思ってしまいました。
 
さて、話は変わりますが、今回も僻地で働いていて感じる僻地医療の「いいところ」、「わるいところ」を一つずつ書かせていただきます。
今回は5つ目です。
 
 
いいところ⑤
患者さんと深い関係を築ける
 
非常に狭いコミュニティーなので、2年もいれば患者さん全員の名前が自然に覚えられるかと思います。私も定期的に通院されている患者さんの名前はほぼ全員覚えています。
診察してると「この患者さんとこの患者さん実は兄弟だったんだー」とか「〜さんの娘さんが〜さんなんですね」とか「〜さんと〜さん同級生だったんだ」とか小さな発見がいっぱいあります笑
 
僻地医療は患者さんとの距離がやはり近いので、それだけ関係性も深くなるというのはあると思います。
 
わるいところ ⑤
相性があわないと辛い
 
僻地との相性はあるかと思います。
患者さんや村民の方との信頼関係がよりよく築ける僻地だと、仕事もストレスなく出来ると思いますが、相性があわない僻地だとやりづらさを感じると思います。
「村八分」みたいなものはさすがにないですが、仕事していて、相性の良し悪しみたいなものは少なからず感じます。
 
と5回目の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみました。
これからも僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を、思いついたものから一つずつ順番に書いていこうと思います。
 
あくまで私が働いていて感じた個人的な意見です。
もちろん日本全国には色んな僻地診療所があるので、うちはそんなことないよって思うようなことも出てくるかとは思いますが、そこのところはご了承下さい。
 
本日はこの辺で。
また次回は6つ目を書いていこうと思います。
 
ではでは