僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみた Part2 | KMMのブログ

KMMのブログ

人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

お訪ねいただきありがとうございます。

 
私は自治医科大学を卒業し、現在人口700人ほどの村にある診療所で、村唯一の医師として勤務しています。
 
ドクターXの新シリーズはじまりましたね(^ ^)
第一話みました。
「あんなミニスカートの女医さんいない」とか「あんなポツンと一軒家から通うのは無理だろう」とか「AIめんどくさそう」とか細かい突っ込みはいくつかありましたが、面白かったです。
 
ただ、さすがに肺塞栓症の診断を胸部レントゲンだけでは行わないだろうってのは引っかかっりましたね。
造影CTも15分くらいあればとれるだろうし、下肢静脈エコーもチェックすべきだろうし。
仮にどれだけ緊急を要する場合でも、手術準備してる間に造影CTの施行は出来ると思うし……
 
とつい医者してると気になってしまうドラマのポイントでした。
 
 
さて、話は変わりますが、今回も僻地で働いていて感じる僻地医療の「いいところ」、「わるいところ」を一つずつ書かせていただきます。
今回は2つ目です。
 
いいところ②
患者さんが野菜などをくれる
 
今勤務している村では、野菜を自家栽培している方が多く、大根や白菜などの野菜をよくいただけます。以前働いていた僻地診療所では鹿肉や猪肉をよくくださる患者さんがいました。
本当ありがたいです。
 
わるいところ ②
プライバシーが薄い
 
まあこれは仕方ないことで、僻地の宿命みたいに思っていますが……
村の方は私の家がどこかみんな知ってますし、子供を連れて散歩に行ってもすれ違う方はほぼみんな患者さんです笑
以前に勤務していた僻地診療所の時の話ですが、診察終わりに村の温泉に行くと、温泉入ってる時に患者さんが入ってきて、湯船でずっと腰痛の健康相談をされたことがありました。
30分くらい続いたので、のぼせてしんどかったのを覚えています。
 
と2回目の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみました。
これからも僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を、思いついたものから一つずつ順番に書いていこうと思います。
 
あくまで私が働いていて感じた個人的な意見です。
もちろん日本全国には色んな僻地診療所があるので、うちはそんなことないよって思うようなことも出てくるかとは思いますが、そこのところはご了承下さい。
 
本日はこの辺で。
また次回は3つ目を書いていこうと思います。
 
ではでは