僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみた Part1 | KMMのブログ

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人口700人程の村にある僻地診療所での勤務が終わり、現在は大学病院で勤務しています。
診療を通じてたことや、個人的に気になったことなど適宜書いていこうと思います。

お訪ねいただきありがとうございます。

 
私は自治医科大学を卒業し、現在人口700人ほどの村にある診療所で、村唯一の医師として勤務しています。
 
ラグビーWC盛り上がりましたね(^ ^)
日本は負けてしまいましたが、ベスト8まで行ったこと自体すごいことだなぁと思いました。
 
福岡堅樹選手は代表を引退して、医師を目指すみたいですね。
その志しって本当すごいなぁって感心します。
ただスポーツの世界でトップまで上り詰めた方なので、是非勉強の世界でも医者になるという高い目標に向かって頑張って欲しいです。
 
もし僻地医療に興味があれば、是非自治医科大学も検討してみてください笑
(福岡選手が見てくれる可能性を信じて、とりあえず書いてみる笑)
 
さて、話は変わりますが、今回からは僻地で働いていて、私なりに感じるところを少し書いていこうと思います。
 
僻地医療に対して決して悪く思っているわけではないのですが、いいところだけ書いていても、なかなか僻地医療の実情が伝わりにくいかとも思ったので、いいところ、悪いところをネタが尽きるまで一つずつ書いてみようと思います。
ということでさっそく 「いいところ」、「わるいところ」を一つずつ書かせていただきます。
 
いいところ①
自然豊かで景色がいい。
 
一番最初に思いついたのがこれでした笑
僻地医療というか、僻地の良さですが笑
やはり目の前に緑豊かな森と綺麗な川がある、これだけで仕事のストレスや、嫌なことなどがすべて浄化されているような気がします。
 
わるいところ  ①
医療に対する理解が得られにくい。
 
これは僻地診療所ごとで全然違うとは思うのですが、私が今働いている僻地診療所では、これが一番引っかかる点として感じました。
何か提案しても、「今までの先生はこうだったから」 まず言葉を返されてしまいます。
あまり変化を好まない、昔ながらのやり方が望まれている……
このことは、僻地診療所ではすごく感じます。
ただ日々医療は進化しているので、その中で変わろうとしないことは、間接的には徐々に後退してることになる と感じてしまうこともあります。
僻地医療こそ、遠隔診療やAIなんかが充実したらいいなあとは思ったりはしますが、なかなか村民の理解が得られないんだろうなぁとも思います。
 
と初回の「いいところ」と「わるいところ」を書いてみました。
これからも僻地医療の「いいところ」と「わるいところ」を、思いついたものから一つずつ順番に書いていこうと思います。
 
あくまで私が働いていて感じた個人的な意見です。
もちろん日本全国には色んな僻地診療所があるので、うちはそんなことないよって思うようなことも出てくるかとは思いますが、そこのところはご了承下さい。
 
本日はこの辺で。
また次回二つ目を書いていこうと思います。
 
ではでは