私のコレクションにケント・ナガノ(1951年生)がバイエルン州立歌劇場管弦楽団を指揮したブルックナーの第8交響曲1887年版(=第1稿)の2枚組のCDがあります。

演奏時間はトータル99分という壮大なもので、ゲオルク・ティントナー(1917~1999)の同じく第1稿の87分より約12分長くなっています。

通常規格のCDならば2枚に分かれるのはやむを得ないところですが、私はこれをCD1枚にしようと考えました。

 

ここからがパソコンおたくの出番で、一般に流通している700MbのCD-Rは79分57秒迄しか収録できませんが、インターネットで知った【オーバーバーンOver Burn】という技術だと、最長99分の曲を1枚のCD-Rに収めることができることが分かったのでそれを試しました。

ただし、その為にはオーバーバーンに対応した次の3点が必要です。

・CD-R書込みドライブ

・900Mbの容量があるCD-R(100分対応)

・オーバーバーンに対応したライティングソフト

 

私は次のものを用意しました。

【CD/DVD書込みドライブ】 LITEON IHAS324-27…ヨドバシカメラにて

【SATAケーブル】 Owltech SATA⇔USB3.0…ヨドバシカメラにて

【ライティングソフト】 Nero Burn Express 2020…ヨドバシカメラにて

【CD-R】 MediaRange CD-R (900Mb/100Min)…ドイツAmazonより

 

必要なものが揃ったところで、音源のCDをパソコンのハードディスクへリッピングします。

(このリッピング行為は個人として楽しむのが目的であり、販売したら犯罪になります)

ライティングソフトを立ち上げ、音源データをマウントします。

普通にマウントした状態では、赤く容量不足という警告が表示されます。

そこで、オーバーバーンの設定をします。

書込み容量をCD-Rの容量ぎりぎりの99分30、秒に設定します。

繰り返しになりますが、ここでリッピングした音楽データを販売したりインターネットへアップロードしたりすると違法行為となります。

今回のオーバーバーンは個人として楽しむのが目的で、出来上がったCDは売り物ではありません。