去る5月16日にモノクロ映像のカラー化について述べました(↓)。

https://ameblo.jp/joseph-99/entry-12674711495.html

昨晩、モノラル録音を最新のデジタル技術でステレオ化するのは可能ではないか、と急に思いつきました。

前提条件としては、コンピューターに次の3点を読み込ませる必要があります。

・大元のモノラル録音

・各楽器の音域と波形と周波数特性

・各パートの楽譜

 

その上で、大元のモノラル録音から各楽器やパートの音を抽出させます。

それらの音を、可能な限り収録時の楽器配置の位置に定位させます。

1950年以降の、ある程度のクオリティを担保されたモノラル録音ならば完全ステレオ化は可能であると考えます。

 

モノクロ映像のカラー化について述べた時ど同様に、このような作業に“芸術的見地”から反対し「モノラルはモノラルのままで聴くのがベストだ」という意見が出てくるのは充分に予想できます。

ですが、私はEMIが制作したフルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集は再現ステレオで聴きたいです。

又、クレンペラーが1970年に行った生涯最後のベートーヴェン交響曲チクルスも再現ステレオで聴きたいです。