ワーホリでの仕事 ~不動産関連会社編~ | joseの所得3倍増計画

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I'm in Canada!

北海道室蘭市(1983/05〜2002/03)→埼玉県さいたま市(2002/04〜2007/08)→東京都文京区(2007/09〜2009/07)→東京都板橋区(2009/07〜2011/10)→カナダバンクーバー(2011/10〜)

で仕事編の続き。
掛け持ちは体力的に本当にきつくて日本でやったことなかった21連勤(20連勤越え2回)なんてしたりで、実際日本いた頃より働いてた。21連勤の後、1日休んで20連勤した。


あ、言い忘れてたけど10月19日の便で日本帰ります。




~不動産~
5月末に面接をしてもらった不動産会社から運良く採用してもらい6月から働き始めた。日本人の先輩がいたので仕事は日本語で教えてもらったが、他の社員はカナダ人だったので一緒に仕事するときはもちろん英語。主な仕事内容は以下。


シェアアパートメントの管理・運営
マーケティング
請求書作成


一口に管理・運営といってもいろんな仕事がある。電球の付け替えから入居者の不満や要望を聞いたり。契約の際は英語で家賃や契約内容を説明しなければならない。入居者には日本人もいたけどほとんどは旅行や留学での短期滞在者で外国人が8割以上。(日本人が働いてるから安心ってことで日本人もちょっとだけいる。)国籍もバンクーバーらしくバラエティに富んでいて、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、スペイン、台湾、韓国、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、タイ、ニカラグア、サウジアラビア、南アフリカ、モロッコ・・・・など。あんまりいろんな国の人が多いから途中からもう国籍とかどうでも良くなってしまった。カナダ人はあんまりいなかったけどいろんな国の人と話して自分の英語が通じることを確認できたことは大きな収穫だった。


マーケティングはクラシファイドのウェブサイトに広告を打つのが主な仕事。広告の内容は自分で考えなければならず英語のサイトには当然英語で打たなければならない。他の人の広告を参考に自分なりに考えて打った。広告を打つと当然反応があり、メールや電話で問い合わせがある。忘れもしない最初の電話は相手が何を言っているのか全く分からないままブチ切れされた。聞き取れない苦しみは語学学校に通っているころから変わらなかったけど、入居時期・人数・期間・予算といった必須情報もどう聞いていいかわからず苦しんだ。その後、なんとか自分でトークフローとスクリプトを考えて対応するようになると徐々に改善していった。6・7月は契約は1件も取れなかったけど、7月に1件、8月に3件、9月には5件も取れた。


また、IT企業での経験を生かして日本人向けにtwitterでのマーケティングを提案して8月から開始した。8月~9月の2か月でフォロワーを600人作ることに成功してツイートに反応してくれる人もチラホラ。反応を見てると思わぬ方向にも飛び火しているよう。このブログを書いてる時点で残念ながら契約には結びついていないけど、それまでになかった方向のマーケティングを開拓できた。(契約取れれば文句なしなんだけど。)ITの面では他にも問い合わせフォームをGoogleDocumentで作成して運用するといったことを提案・導入した。それによりお客さんからの初回の問い合わせで必要最低限の情報を入手出来、メールのやり取りの回数を減らすことに成功。


さらに、カナダに来るときにお世話になった留学エージェントに会社を紹介し、実際に引き合わせることができた。人生初の営業をこんな形ですることになろうとは思いもよらず。twitterと同じくまだ実際に取引というところまで行っていないが、日本時代にカスタマーサポートで会社に引きこもっていたことを考えればカナダで営業なんて信じられないくらいすごいことだ。


6月から5か月という短い期間だったけど(16日が最終出社日)自分なりに精いっぱい取り組み、契約を取るという成果を出した。前職を生かして新しいことも導入できた。渡加前の目標として「現地企業でのオフィスワーク」があったがこれをたった5か月だったけれども達成できたことは大きな収穫だった。日本人上司の方からは「もう少し一緒に仕事したかった」とまで言ってもらえて本当に有難い。(上司の方にはお米をもらったりと公私共々本当にお世話になった)


英語能力に関して言えば、まだまだしゃべりも聞くのも書くのも全然満足できるレベルに達していないし更なるトレーニングの必要性を痛感している。なのでカナダにとどまりたい気持ちももちろんあるんだけど、しゃべりに関しては自分に合う勉強法を見つけれらたので日本でも伸ばすことは可能だと思っている。


カナダでの仕事を通して気付いたことは「俺、案外なんでもできるじゃん!」ということ。学校卒業してからは全然仕事が見つからなくて折れそうになったし、「オフィスワークする」なんて大それたこと口走ったけど無理なんじゃないかって実は思ってた。仕事始めてからは実際大変だったけど工夫してやればちゃんと成果が出た。寿司屋の仕事も最初はきつすぎたし、天ぷらがへなちょこすぎてこんなの無理だ!って絶望してたけど最後は職人さんに褒められるまでに上達した。日本で転職活動してたときは「俺は何もできない取り柄がない」と思ったら、どうしていいかわからず迷走して結局カナダに来ることになったけど、今は自分の能力にある程度自信を持てるようになった。「ちゃんと準備して取り組めば何にでも一定以上の成果を上げることができる」のが自分の能力であると今は言える(と思う)。


というわけで日本に帰ります。