こんにちは。
チームづくりアドバイザー、前川です。
私がリーダーを務めているチームは在籍人数が多く、私一人で見るのは難しいため、運営上3班にわけています。
そしてそれぞれの班に班長を立てています。(実際のネーミングは違いますが便宜上、以下班長と書きます)
班長の下には副班長、そして班メンバーが4.5名。
私がリーダーになった時、まず手がけたことは、班長達の販売技術の確認でした。
業種は物販なので、チームの目標は「売上目標をきちんとクリアし続けること」としていました。
そのためには毎日の売上目標をきちんとクリアし続けること、販売に携わるメンバー一人ひとりに成果をきちんと出し続けてもらうことが大事になります。
メンバー一人ひとりに個別指導をするのは班長の仕事です。
その班長たちが、販売につながる基本の仕組みを理解しているか、わかりやすく相手に説明できるか、これらを確認しておく必要があると思ったからです。
同じことを繰り返していると身体が覚えてしまい、あらためて言葉で説明しようとすると戸惑うことがあります。
とくに女性は物事を感覚で捉えて理解していることが多く、一つ一つの行動を意味づけして覚えたり考えたりすることが苦手な人が多いように感じます。
班長達に確認してみたところ、日々の行動をあらためて考えることは少し難しく感じたようでした。
しかし基本をおさらいしたおかげで、班長達の中で販売の仕組みの理解が進み、結果としてメンバーへの個別指導がしやすくなったようでした。
まずは基本を理解していること。
そしてそれを言葉で説明できること。
それができれば応用が生まれます。(いわゆる売るためのテクニックなどです)
テクニックだけ教えても、基本が備わっていなければ一時的な売上増にとどまってしまいます。
一見遠回りの面倒なやり方に思えますが、目標達成のためにこの方法を取ってみました。
その甲斐あってか、2年間毎月の売上目標を落とさず、前年比120%売上を達成し続けています。
基本を理解し、後輩指導に活かしてくれた班長達を本当に誇りに思っています。