後輩からの相談はチームづくりのチャンス! | 上司のための、女性部下マネジメント講座

上司のための、女性部下マネジメント講座

「言ったのに動いてくれない」「ちょっと注意したらふてくされてしまった」「女性と仕事するの、ほんとはめんどう。。」と感じている上司のための、女性マネジメントのコツを書いています。

こんにちは。
チームづくりアドバイザー、前川です。

昨日後輩から、入社からまもなく一年が経とうとしているメンバーの仕事ぶりについて相談を受けました。
「教えたとおりにはできるけれど、少し違うバージョンで対応しなければいけない時に動けない」
というもの。


毎年新人がはいってくる私のチームでは、実はほぼ毎年同じような相談を受けます。

一人の新人に一人のシスター(OJTをしながら新人を一人前に育てる担当)を付けていますが、シスターを担当するのは主に、過去シスター未経験者。つい最近まで自分が新人だったメンバーです。
初めて密接な後輩育成を任されて、ようやく一人前になったかなと思ってた頃に、アレ?と感じるんですね。

入社一年前後のメンバーを取り巻く、周りの「そろそろこれくらいできるようになっているだろう」期待と、新人の行動・意識のズレ。

シスターとしては、「一年間いろいろと仕事について教えてきたからそろそろ自分で考えて動けるようになってるよね」という淡い期待。
新人としては、「まだ一年だしわからないことあればいつでも先輩に聞けるし」という甘え。
そのギャップがある日を境に浮き彫りになるんですね。
(新人の資質やチームを取り巻く環境によって、入社三ヶ月や半年くらいで起こる場合もあると思います。)

リーダーにとって後輩から相談を受けた時点で、これはチームにとって大きなチャンスだと考えてみましょう。

新人には自立を促すチャンス。
シスターにとっては、後輩育成の難しさを知ると同時に、一人よがりや思い込みに気づくチャンス。

どうしたらよいか困っている後輩には、一つ成長できるいい機会がやってきたよと伝えて、
一緒に乗り越えていってあげましょう。
メンバー一人一人の成長が、チームづくりには不可欠ですから。