【電撃少女】Cmajorpartyvol.4 5/14 朗読 | 独り言の手帳

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会場で久しぶりに会ったJOU君から、この朗読に関しては本気の感想を書いてほしいとリクエストを受けまして

自分も思うところがあり、久しぶりにガチに書きます。

 

まず最初に思ったのが、開演直前にスタッフが演者を収録するために客にしゃがむ様にお願いした事。

これは完全に駄目じゃね?と思った。

 

椅子などが用意されてるなら問題ないけど、床しかない所でお願いすることじゃない。

しかも理由が理由。

事前に音声ブースの上の所につければ客が立っていても収録できるのに。と思った。

俺らのようなファンというか、有象無象の男性陣ならまだしも、ヒールの女性とか座るのが苦痛でかなり辛そうだったり、壮年の男性は朗読中に膝と足の痛みに耐えられなくて途中で出てしまってた。

多少のことなら進行に協力するのはファンの勤めだと思うけど、制作ももう少し踏み込んでほしかったなと。

 

次に、楽屋からの声。

タイミングが悪かったのもあるんだけど、会場のBGMを下げた瞬間に笑い声が漏れてて。

朗読って、想像の世界ですよね。演者の声で脳内でどれだけ詳しくイメージできるのかってのが重要だと思ってて。

 

開演までの時間って無駄にあるわけじゃなくて、ある意味で準備時間だと思う。

でも、あのタイミングで楽屋からの笑い声が会場に明確に聞こえると、興ざめに近い状況になってしまう。芝居でも開演直前の静かになってる時に演者の笑い声が袖から聞こえたら違うと感じる。

例えばこれが、円陣でかけるような声だったりすると意味合いが変わるんだけどね。

 

自分はライブでも、芝居でも、スタートはどこからと聞かれたら、会場に入ったときからだと思ってます。

ロビーだったり、座席周りの環境だったり、前座だったり、そういうことを全部ひっくるめて「公演」だと思ってる。

 

ただ、自分は、これは演者の責任ってよりも進行役のスタッフ側の問題かなと思ってて。

BGMを下げるタイミングとか、客席スタンバイ完了のタイミングを楽屋に伝えるなり時間合わせをするなりが必要なんじゃないかなとか思った。TOGI barの状況を考えると。

 

 

んで、朗読本編

まず、マイク7本を使っての朗読に、贅沢な環境で恵まれているなと思った。

PA卓を覗き込むと、マイク一本一本にキチンとフェーダーを割りつけられてて。

気合が入ってるコーナーだと感じる。

 

 

内容だけど、見てて思ったのが「平坦」だなと。

 

まず、声質。

kotohanamの5人の声質が非常に似ていて、聞いてて声の差が非常にわかりにくかった。

ステージ見れば誰が話しているのか、誰の声かわかるんだけど、声だけ聞いてると何人いるかも、キャラ付けも分からなくて。

せめて、声質が似ていても別の形で個人の差を・・・話すスピードとか話し方とかで差をつけてくれればいいのにと思う。

さらに「ト書き」のナレーターまで4人と同じ声質で・・・・しかも他のメンバーの台詞と同じような形で発声してるから、役をやってるのかト書きを読んでるのかわからんかった。

4人の中でテンションの差をもっと出すとか、少なくともナレーターは声優の役とは違う色を出してくれないと成立しないんじゃないかなと。

本当は、男性を一人入れて、ここららへんを出すのが一番手っ取り早いんだけどね。

 

全体を通して、「4人+ナレーター」のテンション、スピードが一緒のような気がして。

自分はこういう状況を「ぬるい」って呼んでるんだけど、その状態。

アンと喧嘩するまでの前半戦が騒いでるけど淡々と・・・だったなと。

 

ストーリー構成上は4人が和気藹々を出すってのが前半戦のポイントだと思って。それはただ盛り上がるだけだったらもっと本を短くしてるはずなのに、あそこまで時間かけてるってことは、キャラをそれぞれの深みを出したいのだと思うのだけど、残念ながらって感じに思えた。


 

電撃少女の二人はそういう意味で、声質が多少違ったのと、キャラが伝わって来たかなと思えた。

テンションの差を出せてたのって、この二人だけだと思う。

 

 

見終わって思うのが、最初から最後まで同じテンポで進み切ったな・・・てことで。

もう少し、変化があれば楽しめたんだろうなと。

 

あと、7人のキャラ付けとストーリーの両方を成立させるために、セリフがやたら多くなって、いろんな朗読劇見て来たけど、単位時間あたりのセリフ量はダントツに多かったんだろうなと思う。その上で、掛け合いのセリフが重なるから、セリフの「間」を入れるのは難しく一本調子に拍車をかけてしまっていた。

 

 

次回は、もっとセリフが少なくして、一言を大事にして、客に想像させるような形にしてくれたら、面白いのかなとか思った。

企画自体は、正直面白いと思ったから、続けて欲しいんだけどね。