※以下 前提として、自分のベースの考えは「芝居」とか「ミュージカル」ちっくでして、アイドルファンの方とはスタンスが若干違うと思います。
「歌ってる人たちは、ステージでの行動に責任を持たないと行けない。作詞家、作曲家、スタッフさん、それぞれの思いを形にする責任がある。みんなの思いを背負ってステージに立っているんだ。」
ある方が言った言葉の諭旨。
自分は常日頃同じようなことを思ってて、この言葉に嬉しくなった。
自分は、ステージの上に立つ人は『特別な存在』だと思ってて。
一般人とは違う『何か』を持っているから選ばれステージに立てられるわけで、いわば『特別な存在』
そういう人は、言い方悪いけど『責任』を持ってる部分があると思ってて。
それは『選ばれなかった人の思い』とか『スタッフの努力』とか『演出家の情熱』とか、そういうのを全部背負ってると思ってる。
それを形にできるのはステージに立てる人=『パフォーマー』だけ。
だから、自分がたまに書く「ステージに立つスタートラインについていない」と感じるのは、この部分による事が多い。
この人は、こんな言葉も言っている。
「キャリアが浅い人が、ファンからちやほやされて、イイ気になってしまったら困る」
同じような言葉が芝居の世界にはあって
「役者殺すにゃ刃物はいらぬ ものの三度も褒めりゃいい」
演出家の菊田一夫の言葉。
・・・そういうの含めて、頑張れ!って話じゃなくて。。。
そういう大変な気持ちの中、それでもステージに上がりたいと思ってくれるのは、勝手な想像だけど、ステージに上がった瞬間の満員の会場だったり、渾身を込めた曲に対しての拍手だったり、アンコールの大きなだったり、カーテンコールだったり。
そういうのがパフォーマーの力になって・・・苦しい事も乗り越える力になるんじゃないかなって思ってます。
だから・・・ファンの役目(≒責任)ってのは大きいと思ってて。
内・外いろいろと大変な事があるだろう演者に、「それでも頑張ろう!」って力を渡せるのか!
どこまで『ステージから見た景色』が素晴らしいものにすることができるのか!
それが・・・ファンの役目なのかなと。
このサイクルとバランスが成立してる現場が『いい現場』なんだと思います。
自分はそういう考えのものと、演者、スタッフに対しての最大の賛辞は、次も会場に行って公演を見ること。
良かったと思った次も足を運ぶこと。
だと思っています。
最近、いろいろと思う事が多くて。
昨日、ある公演を見て、そんなことを思いましたとさ。