WBC 世界S・フライ級タイトルマッチ
王者
スリヤン・ソー・ルンビサイ(タイ )
19勝7KO4敗1分
vs.
同級7位
名城信男(六島 )
15勝9KO3敗1分
名城の3度目のS・フライ級返り咲きを狙う挑戦やね。
地元判定王国での挑戦やから、名城のへたうまボクシングやとKO以外、勝ち目が薄そうな感じやね。
つうか、洪水が心配やな。
日本政府は、出来得る限りの援助をしてほしいね。
東日本大震災の際、一番最初に援助を表明してくれたんはタイ王国やったからね。
挑戦者の名城は、右ボクサーファイタータイプ。
過去に2度、WBAのS・フライ級で戴冠しとるね。
初戴冠時、世界的評価の高かった当時のWBA世界S・フライ級王者マルティン・カスティーリョ(メヒコ)の瞼を切り裂きTKO勝ちしたときは、びっくらぽんやったね。
その無骨な風貌から、インファイターと見られがちやけど、基本がしっかりしたボクサーファイタータイプやね。
シャープなジャブ,ワンツーを基調にした自分から仕掛けるタイプやけど、ちょっと独特なワンツーも放つんよね。
それと、相手を見過ぎて手数が少なくなるきらいもあるんよね。
ディフェンスは、ガードとフットワーク主体で、ブロッキング自体はしっかりしてへんので被弾も多いかも。
打たれ強くはないんやけど、根性系で凌ぐ感じかな。
ショートレンジからミドルレンジを主戦場としとるけど、個人的にはショートレンジの攻防はあまり得意としてへんように感じるね。
全体的には、変則気味ながら綺麗なボクシングをする印象なんやけど、風貌からそう見えへんところがらしいといえばらしいかもw
王者のスリヤンは、右ファイタータイプ。
名城が技術,スピード負けした天才肌のボクサー、トマス・ロハス(メヒコ)を攻略して戴冠しとるね。
ゆったりしたリズムから、フェイントと体の振りを交えて距離を詰め、左右フック,右ボディーストレートを中心にぶん回す傾向が強く、ジャブで距離を測るとかあまりせん感じやね。
KO率はあまり高くないみたいやけど、左右のフックはパワフルに感じ、攻撃面のフットワークはええもん持っとるね。
プレスをかけてのショートレンジを主戦場にするタイプで、手数を交えながらガンガン踏み込んでくるタイプなんで、前王者ロハスのようなボクサータイプは苦手としたんやないかな~
ディフェンスはガードとフットワーク,ボディーワークを織り交ぜるけどそれほど華麗でなく、どちらかというと「攻撃は最大の防御」な感じのファイターやね。
展開予想は、両者前に出て打ち合う展開やね。
ミドルレンジの攻防なら挑戦者、ショートレンジの打ち合いに巻き込まれたら王者がペースを握るやろうね。
勝敗予想は、希望も込めて名城の終盤TKO勝ち。
日本での挙行なら自分のボクシングを出来るんやろうけど、敵地挑戦ということで名城の新境地が観られそうな予感。
名城、頑張れ!!