こんにちは!

 

 

助産師あおちゃんです照れ

 

 

先々週「お産の3要素①陣痛ってなんだ!?」

先週の「お産の3要素②赤ちゃんの通り道、産道」の続きですキラキラ

 

(単発でも読んでいただけますよ♪)

 

さて、

 

お産が無事に、スムーズに進むには、

 

お産の3つの要素が大切だと言われています。

 

    

①娩出力(陣痛やいきみ)

 

②産道(赤ちゃんの通り道)

 

➂娩出物(赤ちゃん)

 

 

です。

 

 

今日はその➂の「赤ちゃん」についてお伝えしていきます。

 

 

 

  ポイント①赤ちゃんの体重

 

 

簡単な話、赤ちゃんの体重が小さめなら、お産は早くすすむし

 

大きめなら、お産は少し時間がかかるでしょう。

 

 

最近ではエコーも発達しているので、

 

赤ちゃんの推定体重というのも、よく当たるようにもなってきましたね。

 

 

とはいえ、赤ちゃんを実際に体重計に乗せて測っているいるわけではありません。

 

あくまで、頭の骨のサイズやお腹周りのサイズなどをポイントごとに測って

 

こういう骨格なら、これくらいでしょう、と推定体重が出ます。

 

実際のお肉の付き具合は個人差がありますので、誤差は300~500g程度あることも。。。

 

推定体重は一つの参考にしましょう。

 

 

 

  ポイント②赤ちゃんの頭の形

 

 

つぎに、赤ちゃんの頭がポイントになります。

 

なぜなら赤ちゃんの体の中で一番おおきい部分が頭だからです。

 

 

そして赤ちゃんの頭は

 

 

こんな感じで横から見たら、

 

後頭部(青い部分)がとんがっているのと

 

下から見たら緑の矢印の部分が長いのが分かります。

 

 

ここで思い出して欲しいのが前回学んだ骨産道です。

 

イラスト:助産師あおちゃん

 

 

骨産道の略図の緑の通り道・・・・

 

ここを通りきるには、赤ちゃんの頭がうまく回転(回旋)することがポイントです。

 

 

では、赤ちゃんの産まれてくるまでの回転(回旋)をみてみましょう

 

 

 

1番目、顎を引くことで、赤ちゃんの後頭部のとんがった部分から産道にはまります。

赤ちゃんの一番広い部分が、骨盤の広い部分にフィットします。

 

2番目、コルクを瓶から抜くときに、ねじるとスッととれますよね。赤ちゃんも骨産道を通る時はママの背中側をむくように、ねじることで、通り抜けます。(この頃には子宮の入り口が全開する。陣痛がはじまってからここまでが長い)

 

三番目、赤ちゃんの頭の骨は柔らかいので、少しずつ頭を小さく伸ばしてくれます。お母さんの骨盤もぐっと広がります。(ここがとても痛いのにお産が進んでいないように感じて長く感じるかも)

 

四番目、顔がでた!あとちょっと

 

5番目、身体もひきつづき出るためにちょっと回転。

 

6番目、おめでとう~~~~!お産まれになりました~!元気に泣いてますよ~~!

 

 

という感じです。

 

(イラストで説明って、めっちゃ難しい)

 

(急いで描いた)

 

 

  つまり?

 

 

今までのお話をまとめると

 

良い陣痛がきて、子宮の入り口が全部開いたら、

 

赤ちゃんがうまく産道を通れるように回転しながらおりてきて

 

最後は陣痛といきみと、赤ちゃんのすすむ力の3つをあわせて、

 

赤ちゃんが産まれるわけです。

 

 

自分の努力だけでは難しい要素もあるし、

 

頑張れる部分もある、ということでしょうか。

 

 

お産は本当に産まれる最後の時まで何が起こるかわかりません。

 

 

陣痛がうまく軌道にのらなかったり

 

骨盤のサイズより赤ちゃんの頭がどうしても大きくて緊急帝王切開になったり

 

回転がうまくいかなかったり

 

出血がおこったり

 

熱がでてきたり・・・・

 

 

 

しかし、安産の条件がすぱっと揃うと、

 

ものの数時間でお産がすすむこともしばしば・・・

 

 

お産には、いろんな要素があるんだなあと知っていただきつつ

 

(また、自分が痛いだけでなく、お腹のなかで赤ちゃんも頑張っているんだなあと思いを馳せつつ)

 

 

次回は、良い陣痛がくるには!?

 

についてお話をしたいと思います~~~照れ

 

 

それではっ!

 

 

 

(おしまい)

 

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