こんにちは!
助産師のあおちゃんです![]()
前回のブログは「こちら」
さて、バースプランを書く意味は分かったけど
じゃあ具体的にはどんなことを書いても良いの?と思いますよね。
具体例
例えば、
陣痛中にしたいこととしては、
□進行具合を、その都度教えて欲しい
□呼吸法をリードして欲しい
□リラックスできる音楽をかけたい
□愛用のクッションを持ち込みたい
□楽な格好で過ごしたい
□アロマセラピーを使いたい
□シャワーを浴びたり、お風呂につかったりしたい
□暗くて静かな部屋でお産がしたい
などです。
周りの人に望むことについては、
□立ち合い分娩は夫にしてもらいたい
□夫には分娩の流れやマッサージについて勉強して欲しい
□夫に全部見られるのはいや
□直接、会陰が見えない位置にいるように気をつけてほしい
□家族(実家/義実家)には、上の子をお願いしたい
□家族には、陣痛中など入院してから急かさないようにしてほしい
□小まめに連絡をとってほしい
□こちらから連絡をするまでそっとしておいてほしい
医療者に望むことについては、
□会陰が変に切れるなら、早めに会陰切開をしてほしい
□なるべく会陰切開はやめてほしい
□薬や処置が必要な時は早めに教えてほしい
□痛がりなので、優しい言葉で励まして欲しい
□びしっと言ってもらえたほうが、嬉しいです
□今がどういう状況なのか、小まめに教えてほしい
□夫にマッサージのこつを教えてほしい
など。
また、産後(赤ちゃんが産まれてから)については
□生まれたらすぐ、お腹にのせて欲しい
□一番に抱っこしたい
□夫に先に抱っこしてもらいたい
□すぐにおっぱいを吸わせたい
□上の子やおばあちゃんも分娩室に呼び入れてほしい
(※コロナ禍では、立ち合いができないことも、大人数が入れないことも多いです)
□目が悪いので、赤ちゃんをよく見るために眼鏡を取って欲しい
□記念撮影をしたい
□産声を撮りたい
□胎盤を見てみたい
□母乳が出るまでは、ミルクを足してほしい
□母児同室を早めにしたい
□入院中はなるべく母児別室が良い(経産婦さんの場合)
などです。
バースプラン、で検索すると、
病院オリジナルの用紙や項目などもあって
参考になると思います♪
あと、もう一つ大事なポイントは、
変更はいつでも何度でも可能ですので、
思ってたより、実際はやっぱりこれは良いや、
なんてことはたくさんあります。
少しずつ、バースプランを考えることで、理想のお産・育児をつくっていきましょう♪
さらにもう一点、
バースプランには妊娠中に頑張ったこと
家族とこんな協力をしたよ、ということも書けば、さらに良いでしょう。
バースプランは、ホテルのメニューのように、
こちらのプランでお願いね、オホホ
というような一方的なものではありません。
例えば、妊娠中から、
□育児書で勉強しました
□両親学級や母親学級に参加しました
□食事や体重コントロールに気を付けています
□パパ教室や祖父母教室に、おススメして行ってもらいました
□つわりでしんどかったので、家族と協力して、自分の身体を休めました
□YouTubeで分娩の流れについて確認しました。
□お産に備えて呼吸法や柔軟体操など、やってみました
などなど、
ご自身や家族が主体的に、
このお産をいいものにしようと取り組んできたことを文字で書くと
自己の肯定感もあがるし、なお良いと思います![]()
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書き方
病院の様式があれば、そちらを活用して頂ければOKですが
ない場合は、ルーズリーフなど、
相手に伝わればなんでも大丈夫です。
目安にしていただくために、
白紙の用紙↓と
例文あり↓を作ってみましたので、参考にして頂ければと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こんなに、たくさんの要望、みんな書いてるの!?
とびっくりされた方もいらっしゃったかもしれません。
「安産がいいです」
という一文だけの方もいらっしゃいますし、
こうあるべき、というものではないので、
気楽に、一回書いてみるか~
とか、
調べてみるかぁ~
なんて感じに、取り組んでいただければ幸いです。
沢山要望したけど、赤ちゃんの心音が下がって、緊急帝王切開になった!
なんてことも、起こり得ます。
お産は最後まで、何があるか本当にわかりません。
すべての要望を絶対にかなえる!その通りにする!というようりも、
色々調べて、こうしたいな、こうかな、と
あれこれとお産や育児について考えるという経緯が大切だったりします。
みなさまのお産が、素敵なものになりますように。
赤ちゃん元気に産まれてきてくれますように、お祈りいたします。
(おしまい)
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