お越し頂き有難うございます。
札幌での舞台稽古が終わり、翌日の上川ロケに向けて一日の区切りをつけるため飲みに行くと、
現場の演出部の方からある連絡が入りました。
■「女郎ズの皆さんにお願いがあるのですが」
「お忙しいところ申し訳ありませんが明日、試作品を提出してください」
そんなこんなで、大慌てで家に帰り一晩猛練習。
―まだ足りない。
翌朝も出発する前にもう一度練習。
―こんな感じかなあ。
スタッフルームのテーブルが4人分の試作品で埋め尽くされました。
改めてお互いの試作品を見合う。
うん。
明らかに私の試作品第1号だけ浮いてる。
その試作品を見て女郎ズの姐さん方が失笑してる。
私もなぜこんなのが生み出せたのか自分でも笑えて来る。
4人、無事に演出部に試作品提出。
数日後、支度部屋に助監督がいらっしゃり
「じゃあ、齋藤さんお願いします。」と。
本番用に何度かまた練習して、完成品を監督に提出。
恐らく、監督に褒められたのはこのときだけです。(嬉しいような、悔しいような。)
さて、私は一体何を試されたのでしょうか。
答えは、映画本編にしっかり残っています。
ご覧頂き有難うございました。
映画『許されざる者』は9月13日全国公開です。
齋藤