11/13(木)1530
生協の貸切公演。
いつもこの公演を知らせてくれるお友だちが、今回も誘ってくれました。
一階7列上手。兵庫東京通して最も前方席で、私にとってはmy楽となりました。

生協の貸切って、慣れた宝塚ファンの人も多いと思うのですが、今日私の隣の方は公演中に頻繁におしゃべりをしていてまったく驚かされました![]()
幕間に小耳に挟んだところによれば、この公演3回目以上らしくそこそこ事情はわかっているようで、歌っているときとか、音楽が鳴っているときに負けじと音量を上げてしゃべり、セリフ芝居の時は黙っているという、彼女なりに気をつかった感じ?はわかりましたが、銀橋に生徒が並ぶと「ぱるく〜ん」とか「みちるちゃ〜ん」とか生徒の名前を叫ぶという、御法度破り。一本物の芝居で、ショーじゃないですしね〜
(;´д`)トホホ…。(そう言えばコテコテの関西弁でしたが、遠征というわけではなさそう。在京関西人なのかな?)お孫さんもいるらしい、少なくとも50歳代以上の宝塚ファンにして…![]()
今日は私は、最後のみちるちゃんの姿を焼きつけようと、ほぼオペラの要らない近さでしたがオペラも多用して見つめました。若い頃はちょっとドキドキした歌も安心して聞けましたし、憑依型の演技はアデレード本人にしか見えません。ひとつだけ脚本に不満を言えば、14年の婚約期間というのがあまりにリアリティがなくて。5年くらいが、なさそうでありそうなギリギリの年月では?勘当でもないのにその間親にも全く会ってないというのも、ウソっぽい感じがぬぐえません。結婚という責任をとりたくない、いいかげんな男の典型的な表われということなんでしょうけど…極端も過ぎると、しらけません?
アニバーサリーの贈り物を用意してないネイサンに、「あんたが贈り物を忘れるのってなんか好きなの。結婚してるみたいで…」というのが、「結婚」に憧れる彼女の切なさを感じてなんともいじらしかったです。「釣った魚に餌をやらない」と揶揄される結婚後の男に夢を抱くなんて、身も蓋もありませんが(ちがうよ)とオバサン言ってあげたかった。笑笑
まぁそのくらい、アデレードそのものでした。
雪組時代には、芝居での彼女とあまりに違いすぎて、ショーではなかなか見つけられなかったこともありましたが、いまやスラリと伸びた脚を見逃すこともありません。最後の最後幕が降りるまで、彼女の足先まで見ていました。素晴らしい舞台で似合いの配役での卒業!心からの喝采をおくります。
今週末が千秋楽。卒業後どんな人生を歩むにせよ充実したものであることを祈っています。これまで楽しませてもらって本当にありがとう〜
ところで芝居の終わりのネイサンとアデレードの結婚式の場面で、真後ろの席の男性(おそらくお隣の奥様?に連れてこられた)がスカイ✕サラが出て来たときに、「あの二人結婚してたんだ!」と思わず感想を漏らしたのが聞こえて、(そう思うわよね〜。飛ばしすぎだもんな)と激しく同意しました。ネイサンとアデレードが強烈過ぎて、脚本的には主人公カップルはなんなら食われ気味です。演者の存在が拮抗したこのキャスティングにして、うまく成立した芝居だったと思います。
ちなつさんのかっこよさは今更言うまでもありませんが、年齢もだいぶ下なのに受けて立つ風間くんもさすが。
最後にこれだけは言っておきたい。
どの公演でも注目している佳城葵。
どこに置いても安心、もうこの人の存在感は(ネイサン曰く)「小さいのにww」群を抜いています。特に『座れ、舟が揺れる』の合唱の時のとまどいっぷりが秀逸。なんだか調子よく巻き込まれてしまったあげく、あっちへウロウロ、こっちへウロウロとしながら、困った顔やら呆れた顔やら諦めた顔やら百面相をしながら、ヘッピリ腰のダンスをしていて、なんかね、もうずーーっと見ていられます。映像にはセンター付近しか映らないでしょうから残らなくてなんとも残念です。ぜひともヤスくん視点が欲しいです。卒業なんて考えたくないけど、彼女を継ぐ芸達者さんはいるのでしょうか?ある意味、トップスターの後釜を探すより難しそうです。
楽しかったガイズ&ドールズも総仕上げ。版権の関係で放送はないと聞いて、すぐにBDを買いました。本編はあみレイド。別バージョンのボーナストラックでみちるちゃんのアデレードも少し入っていました。高くなっても2パターン丸ごと収録していてもよかったのに…と思いましたが、値段の問題でなく番手の問題なのだろうと思うとどうしようもありません。みちるちゃんのとびきりキュートな表情は、記憶の中だけに大切にしまっておくことにします。