9/29(火)ソワレの団体席にお声をかけていただきました。

カード会社、友の会、全てに振られてしまい、そんなに必死でさがしてもいなかったものの、大劇場作品一度は観たいもの。おかげさまで拝見できてありがたや〜。

一度きりの観劇となりました。

席からの眺めはこちら。




団体席なのでかなーり上手でしたが、11列目と前方なのと、前列の方々の座高が高くなくてストレスフリーでした。

本日の客席で印象的だったのは、男性が目立ったことと、周囲でオペラを使う人があまりいなかったこと。ふだんあまり劇場にいらっしゃらない方が多かったのかもしれません。開場前の日比谷ミッドタウンで、「東京宝塚劇場はどこですか?」とお店の方に尋ねている老夫婦を見かけたりもしました。


『ポーの一族』と言えば、誰もが語るのが初演の明日海りお花組。花組では私も拝見しましたが、このブログを始める前で記録がありません。その後映像も観ていないので記憶だけとなりますが、、、ブログはポーの次の次の宙組『天は赤い川のほとり』から始めていました。(ちなみにその間のもう一作は月組の『カンパニー』らしい)

初演は2018年と、8年前となるもののまだ記憶に新しい方で、主演の明日海さんが今現在活躍中の女優さんでもあり、また熱烈なファンが多かった(たぶん)ために、比較するかたも多いと思います。私の周りでも、「雲泥の差」(→そのかたの言葉通り)とまで言うかたもいて、戦々恐々で初見に臨みましたが、漫画の熱狂的ファンでもなく、花担でも雪担でもない私としては、あれはあれ、これはこれというのが正直な感想です。



ダイヤグリーン初演のはなし

初演で記憶に鮮烈なのは、断片的にはなりますがまずは一樹千尋さんの大老ポーの怪演と、当時花組にいた鳳月杏の色気のすさまじさ。明日海さんの人間離れした美しいビジュアルと華ちゃんの愛らしさ。ゆきちゃんはトップ娘役としてはちょっと気の毒だったかな〜ということと、あきらのナゾの存在感。なんの記録もないなかで、演者の記憶だけは残っています。



ダイヤグリーン作品全体のはなし

『ポーの一族』連載時にリアルタイムで読者世代だった私ですが、実はこの漫画自体の熱いファンではありません。情報として紙ベースしかなかった当時、萩尾望都の作品や功績はそれなりに知っていましたが、私にはほぼ同時期の『11人いる!』のほうが好みでして、こちらは近年電子書籍も購入したくらい。

wikiによれば、「永遠に子どもである子どもを描きたい」という萩尾望都氏の着想が膨らんで、スピンオフを含め、何百年にも渡る時代を背景とする作品になったとのこと。ヴァンパイヤという古くから欧州に伝わる伝承がベースにあるのでしょうが、彼女の作品には怪奇や恐怖だけでない哀愁や切なさが漂っています。一人で悠久の時を生きる孤独とか、否応なくやってくる別れとか。ただ暮らし向きの不安については描かれてなくて、見た目子どもの身で、生活費はどうして得ていたのか?と大人になった今思います。がまぁ、おとぎ話のようなものなので…そのへんは置いといて。



ダイヤグリーン今回の演者のはなし

往時の花組より、今の雪組のほうが(私の)解析率が高いせいで、同じ演者が何役もやっているのが判りちょっと混乱しました。子孫を演じる諏訪さきはともかく、全く別役のまなはる、眞ノ宮るい、咲城けい、蒼波黎也、等々…(あれ?ここにも出てるのか)と次第に見つけるのが楽しみになってきたくらい。

初演の時は一樹千尋さんはじめ、飛鳥裕さん、高翔みず希さんと専科のお歴々が脇を固めていましたが、今回の専科は奏乃はると(実質雪組笑)、美穂圭子(今作で退団)、小桜ほのか(スター専科?または予備待機?)と、美穂さん以外は現役に近い方々。この層の厚さは雪組の強みでしょう。

老ハンナは誰だろう?と思っていて、パレードの時にやっと透真かずきだとわかった好演。

ヒゲと体の詰め物がすごかったとは言え、毎度この人の変装?には騙される(笑)天月翼。(だって桜路薫はわかったからね)

アヤシさ満点のいつものまなはる。きれいめの役どころを振られがちの眞ノ宮るいくん。『蒼穹の昴』の京劇の師匠の役とか良かったのに、なかなか振り幅が評価されないな〜。

神父服の紗蘭令愛。(よく神父役をやっていた)あすくんの不在が身にしみました。

美穂さんは迫力の降霊術師、愛すみれの組替以前なら彼女の役だったかも?歌唱力を活かしてかほとんどショーのひとで、芝居に出るときはわりとクールな役ばかりを見てきたので、こんなにはじけた役を最後に見られてよかったです。そして、最強のエトワールも!私が宝塚で「こんなに歌のうまい人がいるんだ!」と感激した初の人が美穂さんだったので、彼女の卒業の舞台に立ち会えて感無量ですね。


ダイヤグリーンまとめ

ここまでサーッと書いてきて、あーさ、音彩唯、せおっち、縣、カセキョーについて何も書いてないことに気がつきました。もちろんこれらのセンターのかたが話を回しているので彼女たちの熱演なくして公演はあり得ないのですが、センターも脇の支えがあってこそ。やはり私が個人的に脇役が好きなせいは否めないですけど…

それにまんなかの方々については、あちこちで書かれていると思いますのであしからず。


初演も時に思い出しながら、眠気もなく集中して観劇できました。お声がけいただいた方には深謝(_ _)

演目が萩尾望都の『ポーの一族』だからという理由でいらした初観劇のかた、とりわけ連れてこられたダンナさんとか、わかったかな?という気はしないでもありませんでした。2時間ほどの間に2-300年の時代を越えてえがかれているあらすじと、目まぐるしく設定が変わる舞台、たくさんの出演者たち、人間でない存在を咀嚼できるか?というそもそも論。ファンタジーがダメな人いますもんね。

うちの夫なら疑問符が並ぶことになるのは火を見るより明らか。ドタキャンとかよほどの困った事態とならない限り、ややこしいと思う作品には誘わないことにしています。


ところで、エドガーの影?みたいな人たちは花組でも出ていたでしょうか?全く記憶になくて…宝塚の常套手段だから出ていたかなー



ダイヤグリーン最後にアメブロとのおつきあいについて

アメブロ、入るCMが多くなって閲覧も投稿もしにくくなったと思います。CMに隠れて本文がほぼ見えないというストレスのひどいサイトもあるくらいなので、マシな方だとは思います。無料で使うとなると受け入れなければならないシステムなのかもしれませんが、アメブロを始めた時期(がちょうど初演のポーのあと)、そして美穂さんのご卒業と、私にとってはたまたまフラグも重なって、ちょっと距離を考えたく。