7/1(火)1100公演
今日は会場枠の一般販売で購入。
同世代でずんちゃんファンの方をお誘いしました。
10列目最下手。列としては今公演一番前です。
※二枚目の写真に写っているお客さんが、改めて確認したらほぼ全員右後方を向いています。種明かしは最後に(笑)
はい、忘れていたわけではありませんが、他にも目移りしすぎて今日まで触れられなかった新トップ、桜木みなと。
宙組悲願の生え抜きトップの誕生ですよね。
本当にめでたい!
私が東京宝塚劇場に初めて足を踏み入れた時、宙組のトップだったのが大空祐飛さん。一目で沼落ちして、以来宙組には特別な思いをもって見続けてきました。
ゆうひさん、りかさん、まーさま、真風、ききちゃん。全て他の組からの落下傘トップで、生え抜き勢はききちゃんの時まで二番手にすらつけていなかった。もちろん、新しい組なのでまだまだ上級生も育っていなかったし、落下傘効果は都度あったとは思います。でもずっと生え抜きのトップを切望していたこともまた真実。その間、そこに一番近かったのが愛ちゃんだと思いますが、ご存知の通り星組に組替のあと二番手で卒業されました。そして本当に満を持して、桜木みなとがトップに就任。1998年1月に宙組が発足して28年目にしてようやくの。
時が満ちるのには本当に何年もかかるのですね〜
私がずんちゃんを初めて認識したのはいつだったか?と考えてみると、名前を聞いたのはやはり、2014年の『白夜の誓い』で新公初主演をした頃だったと思います。なにしろかいちゃん(89期)が路線でも下級生だった頃ですから、名前と顔は知っていても、舞台で見つけられるほどにはまだまだでした。バウで主演をするようになっても、遠征するほどの熱量もなかった頃でしたので、風の便りだけ聞いていました。
本公演ではっきりこの人とわかるようになったのは2017年の『王妃の館』かな〜? 同期のトップ娘役実咲凜音が退団で、その公演でちょっと頼りないバディーを演じていました。
単に好みの問題なので、貶しているわけでもなんでもありませんが、正直なところ私はずんちゃんをあまり「かっこいい」とは思えなくて、どちらかと言えば「かわいい寄り」かとずっと思ってきました。二番手、三番手時代も闇落ち系はあまり演じてこなかったと思います。やはり主人公の気のいい仲間といった立ち位置が似合っていた。
もちろん主役となれば、その資質でまったく問題ないのですが、私が斜に構えた人物や、闇を抱えたキャラが好きなので、どうにもずんちゃんの醸し出す「陽」の雰囲気になじめなかったというだけの話しです。
でも今日見ていて、彼女の全身全霊の笑顔がとても眩しく好ましいものに思えました。真ん中に立つもののオーラでしょうか、引き込まれずにはいられないその笑顔に、正にトップに立ったことが実感されました。
歌、ダンス、芝居と、穴のない実力にプリンス然とした風貌。整いすぎていて面白みがないと感じたこともありますが、四角四面でない抜け感もあって、時にコメディエンヌのセンスが光る。そしてなんと言っても見るものの心をつかむ笑顔のまぶしさ!誰もこの人を嫌いになれないのではないか?と思うほどの「いい人感」を武器として備えている稀有のスターとして地位を確立したのかと。
引き続きトップ娘役としてずんちゃんを支えるさーちゃん。彼女の演ずる役柄の放つ強さは、京女と知ってなんとなく納得のいく芯の強さを感じます。ずんちゃんと二人のデュエットの美しいこと。成績も飛び抜けていたわけでもなく、すごく華やかな美人というわけでもないと思いますが、時の求めたトップ娘役を誠実に務めて宙組を支えてきたのは、きっと誰もが認めるところ。同時就任ではないものの、ずんちゃんと共に新生宙組を引っ張っていってくれるに違いありません。
実は今日ちょっと嬉しいことがありました。
各公演で布製バックが発売されるのは知っていましたが、これまで買ったことがありませんでした。今回はいつもよりサイズが大きくて、お値段は1300円。
私には初の公演バック。

そうしたら自宅の最寄り駅で見かけたという方が、乗り換え駅のホームで声をかけてくださいました。「これから渋谷へお出かけですか?」のように。もううれしくて、そのままシアターオーブまでご一緒させていただきました。正直マイナーな趣味ですから、ご近所でまさかのヅカ友との遭遇はありがたいですね〜。思いがけないバック効果にニンマリでした。
さて二枚目の写真の種明かし。
今日はもう一つラッキーなことが!
宙組のRedStone班が揃って観劇に訪れていました。
9-11列目くらい?のセンターにズラリ。私の席からはすぐにりっつが目に入りました。マイティとは退出のときに至近距離で。眼福でした
ずんちゃんたら終演の挨拶で「水美舞斗さん、ありがとう〜!」と手を振ったりして、ほんとに天然で明るい人なのね。