5/22(木)11時公演

福岡サンパレスホール。


今日も雨。

昨日タクシーに傘を置き忘れて、近くのお店で買いました。旅行バッグに杖に傘、バーコードで支払いをしてとにかくスマホだけはにぎりしめていましたが、物理的に手が足りませんでした。傘を買うのは一種趣味なのでいいんですが、あの傘三回しかさしてなかったな…失くさないものは何十年も持ってるのに、縁がなかったと思うことに。


天神のホテルからタクシーで10分ほど。タクシーGOでなく、フロントで呼んでもらいました。情けなやショボーン…いつか必ずリベンジを。



今日は16列目

ホールは縦の通路が4列あり、5ブロックに分かれています。そのサブ上手ブロック?の、通路近く。昨日よりも10席ほどセンターに近くなりました。

今日も友の会の当選です。

あいかわらず空席があり、当日券も売っていました。当日思い立って買えるってのも、羨ましくはあります。





昨日芝居について書きましたので、今日はショーの話という順番かと思いますが、実はショーについてはどの作品についても文句も絶賛もあまりないんです。

直近の雪組の『オーヴァーチュア』は批判を拝見することが多い印象ですが、私自身は特に…。批判するような鑑賞眼も持ち合わせていませんし、ジェットコースターのように走り抜けて、楽しかった〜!で終わればそれで満足。

宙組の『宝塚110年の恋のうた』は、個人的にとても楽しめたショーだったのですが、筋書きがあったのと45分と短かったせいもあるかな〜と思ってます。それと生徒さんの顔が下級生までかなりわかるのも大きいですね。


今回はからずも今東京で並行上演中(雪組)の作品と比べて観ることになり(というのは普段は見終わるとすぐ忘れているから笑)、何が違うのかを考えることが多かったです。


ブルー音符主題歌のキャッチーさと、使われる頻度


『フェニックス・ライジング』は前作の『ゴールデンリバティ』と同時上演の作品で、全ツと合わせて昨日まで6回見たと思いますが、ほんとに頭に残るリフレイン。歌詞の細かいところまでは覚えていませんが、繰り返しは一度聞いたら覚えてしまう、そしてそれが様々な場面で使われていて、曲の作り出す「世界観」を味わえました。

「オーヴァーチュア〜♫」も何回も繰り返されていましたが、なんだろう、リズムかな?手拍子に合うこともだいじなのかも。



ブルー音符一場面の長さ


批判ではありませんが、『オーヴァーチュア』は一場面が長過ぎるのではと(私は)思います。

場面ごとにたぶん何かテーマがあって、考えながら見るのですがそれがなんとも長い。途中で考えるのを放棄してしまいます。そのあげくに意識を失うという(笑)。普通ショーは展開が早いため、寝ている場合ではないのですが、正直ここまで2回観て、2回とも(違う場面ですが)一瞬意識が飛んでいました。申しわけないかぎり(_ _)

それに比べると『フェニックス・ライジング』は一場面の長さがほどよい感じ。盛り上がったあたりで場面転換となっていて集中できました。



ブルー音符包括的でシンプルなテーマ+隠しテーマあり


大きなテーマの一つは世界(アジア•中東)紀行なのでしょうが、そこにタイトルのフェニックスをかぶせて、トップお披露目のちなつさんこそがフェニックスを体現しているのをそこここに匂わせているように思います。

ピラミッドのシーンがちょいちょい挟まれていることで、ちょっとホッとしたのは私だけでしょうか?このMC的なところにいったん戻って、次の場面への脳内準備ができるといった感じでした。


月組には隠しテーマがあると思っていて、すなわち『月』。背景に月がポンと浮かぶだけでなにやら幽玄で妖しげな雰囲気を醸し出してきます(笑)。

最後のデュエットダンスの曲は、実は幕が開く前にも音楽だけが流れていて、中国語の原曲タイトルは『月亮代表我的心』。映画を知っている人なら、ここでも『月』を思い出す仕掛けになっていました。野口先生も当然ご存知でしたよね?



ブルー音符定番の場面と構成


ロケット、娘役群舞、男役群舞、デュエットダンス、と、多少のアレンジはあっても概ねこんな順番で進行する定番のショー構成ですが、全ツで人数的に少ないためいろいろ工夫しながらも、要素は欠かさずに入れています。宝塚歌劇を知ってもらうという目当てもありますから、オーソドックスな構成は外せないところです。

『オーヴァーチュア』はその辺をかなり変更したことで、お約束のものが見られなくて期待外れだったという感想を持つ人が一定数いたのかもしれません。三木先生、大ベテランなのに新規の挑戦を試みたということなのかしら?えーと…私は先にも書きましたが、まぁそれほどのガッカリはありませんでした。ただ眠けがさすのだけが残念と言えば残念な気も。三回目はしっかり見られたらと思います。

『フェニックス•ライジング』は目パッチリでございました!

それにしても、てらくん、忙し過ぎない?さっきダルマだったよね?と思うのに、男役群舞にも入ってたり、その逆もあり。MooZingのメンバーにもなってたびっくり! てらくんは大きくて目立つからですが、もちろんほかの生徒さんも大活躍。とにかく全ツは一人一人が八面六臂の働きですね。


一泊二日の遠征を無事に終えて帰宅しました。

行きも帰りも整備や資材遅れでフライトが遅れ、オーバーブッキングでヒヤヒヤし、ずっと雨で傘も失くし、いろいろトラブルはありましたがなんとか。

懸念は骨折以来初の長時間の歩行でしたが(空港って階段はあまりないけど、距離歩きますよね…)、それもクリアでき。

一番残念だったのは、歩行を控えたのに加え雨もあって外に食事に行けなかったこと。ホテルの一階がセブンイレブンという神ロケーションのおかげで、助けられました。コンビニ、我が国最強のツールですね。