5/18(土)11時公演

三井住友カード観劇会、娘と。

10列目センターブロック通路寄り。

オペラ無しでも充分でした。

本日の眺め。↓




初見ではけっこう一生懸命相関関係を追って見ましたが、そのあたりはクリアになったので気楽に楽しめました。

月組の全ツ遠征を控えているのに、なかなかアップできず放置してしまっていました。

とりあえず二回目の観劇記録として。



ダイヤグリーンツボ

この芝居の私のツボは、ロビンと入れ替わった夢白ちゃん演ずるマリアンの男前かげんですね。娘役さんには、本当は男役になりたかったという方がいますが彼女はどうだったんでしょうか?声の出し方も実に堂に入ったもので、ドレス着ているのにかっこよかったです。あーさの女役がややお笑い寄りだったのとはちょっと雰囲気が違って、本気の男前を感じました。本来女性の男役が「女っぽく」演ずるのって難しいのね。


ダイヤグリーンあすくん

「クソ坊主」と呼ばれ、何回も「クソ坊主言うな」というやりとりがおかしかったタック修道僧。

そう言えばあすくんの神父役、何回も何回も見たことを思い出します。卒業作品でまたお約束のように神父役。クセのある味方、憎めない敵といった立ち位置で、話を展開させるキーパーソンでした。94期の退団が相次ぎ、残るは杏野さんお一人に。研18、長い間ありがとう(_ _)



ダイヤグリーンそしてあいかわらずのナゾ…(笑)

カスティーリャ妃エレノアが、ロビンは自分とブレント•ロクスレイの息子であると打ち明けた場面で、「それで私がカスティーリャからこの国に来ることになったのですね」というマリアンのセリフ。もちろんその後に続くセリフのように「運命」だとかは置いといて、「それで」って、(なにがそれで?)とやはり疑問に思ってしまいました。マリアンはイングランドとカスティーリャの血を引くプリンセス(父母は幼い頃に他界)、ロビンはイングランド出身のカスティーリャ妃とイングランドの騎士(?)の息子。2人の出会いのどこに、運命以外の必然性があるのかあいかわらずナゾのまま…



ダイヤグリーン齋藤先生ふうみ

前作『My Blue Heaven 』前々作『グランエスカリエ』は、齋藤先生の洒落やら青春の思い入れやらを封印して(故郷横浜が舞台ということはありましたが)、いい意味でごく真面目に作ったかと感じられました。一つはバウだし、一つはショーのみの作品でしたから、一概に比較はできませんが。今作は(あ〜、齋藤先生も宙組再始動という責から解放されて本領出してきたなw)と、良くも悪くも齋藤先生ふうみがほほえましく拝見しました。度が過ぎなければ、演出の先生の人間味も含めて丸ごと宝塚だと思っていますので。



ダイヤグリーン107期娘役

白綺華ちゃんが、ガイ(瀬央)の幼なじみとして通し役。一人で舞台に立つこともあり、当然セリフもあり、最後はガイを抱いてせり下がり、という目立った役でした。107期首席で、ベルばらで新公のヒロインもつとめた優秀な娘役さんなので、さもありなん。これからもセンター付近を担うことが期待されます。

瑞季せれなさんは107期入団時4番。107期は首席から6番までが娘役でした。7番目が一輝くん(月組)。コロナの最中で男役の育成、研鑽が難しかったと言われています。なにしろみんな本来女性なので、娘役さんは仕上がりが早いですからね。バレリーナの彼女はショーで大活躍。研5くらいになると、得意なものが活かせる場を与えてもらえる人も出てくる頃なのですね。 



ダイヤグリーンショーの構成

縣がダンスパートのほとんどをセンターをつとめていたような印象でした。得意な人に全振り?

三木先生には、トップは歌かダンスかといったら、どちらかと言えば歌の人という判断だったのか、ショーの最後はちょっと驚くほどの長いソロ歌唱でしめました。(本人比→)だいぶうまくなっていて、安心して聞けました。あーさのここまでの長尺を聞くのすら私には初だったかも。天井から幾本も斜めに射すスポットの中を歩きながら歌うのが、なんだか特別な演出に思えました。

縣はダンスに力を割いていたとは言え、やはり歌は課題が残ったような?思わず手に汗握る場面も(笑)。まだまだ先はありますから期待したいと思います。何よりも強みのダンスと、男役として恵まれた骨格は捨てがたい魅力ですから。

群舞の場面で、(あのシルエットはだれだろう?)と気になってオペラを覗くと、100%眞ノ宮くん!でした。スポットが当たるわけでもないのに、目を引く存在感はさすがですね〜。


さていったん月組全ツをはさんで、まだ観劇予定がありますので、都度気になったことを書いていけたらと思います。

ではではまた〜