宝塚110年の恋のうた、ラズルダズルの初日が15日(土)に上がり、私は翌日16日(日)に拝見しました。

三井住友カード観劇会。

娘の当選で二階3列目の最下手にて。


三井住友カードを含むV Pass貸切、実は私は宙組すべて落選でした。こんなこと全く初めてで、どの組も別箱、全ツ以外の公演は少なくとも一つは当たってましたから、当初はどれだけの激戦となるのか?と思うほどでしたが…

蓋を開けてみると、外れるものもあれば当たるものもあり、単なる運の問題だったのかという結果に。


ほんとに最下手ですが、銀橋も含めて見通しがよく、月組ゴールデンリバティの時の一階4列目最上手よりは何倍もマシな眺めでした。





宙組は1/28の兵庫公演以来ですので、約2ヶ月ぶり。

ようこそ東京へ。

東京は昨日が初日でしたので、まだまだこれから初見の方がたくさんいらっしゃると思います。反応は新鮮ですね。

よく言われることですが、笑いや手拍子の起きる箇所がちょっと違います。あれ?ここ笑わないんだ…とか、ここで手拍子?みたいに思いながら過ごしました。

久しぶりの宙組演目は、やはり楽しかった!

私このショーかなり好きですニコニコ

『宝塚110年の恋のうた』の神がきで今日呼ばれたのは「りの9番、若翔りつちゃん、楓莉かのちゃん」、歌は『冥途に咲いた恋の花』(Another Worldより)。そう言えばあれも和物。火曜始まりの一週間の週替りが原則っぽいですが、今回は初日が土曜日でしたので、2日だけになるのか、翌週もこの組み合わせのままか?気になります。りっつとかのちゃんは、歌いながらちょっとお芝居が入った振りをしていて楽しそうでした。まだまだ歌うまさんたちが目白押し、次は誰の登場でしょうか。

さくらちゃん、絶好調でした。きれいな伸びのある声、今日もすばらしかったです。


Razzle Dazzleは、幕がありません。

オーケストラの指揮者が、「ワン、ツー、スリー、フォー!」と勢いをつけて演奏が始まります。しばらくするとききちゃんのアナウンスが入るという流れ。銀橋の真ん中からききちゃん登場。ヒューっという歓声が客席からおくられます。

この歓声が不快というご意見もみましたが、クラブが舞台のひとつの、エンタメ作品の設定ですしそこまでメクジラ立てることでもないかな〜。節度は保たれていたと思います。贖罪として、楽しむのはまだどんなものなの?ということなのかもしれませんが、観客の誰に、他の観客に対してそんなことを強いる権利があるのかは疑問です。


閑話休題。

まずは長めのプロローグ。

ここには本役では別の通し役の人もお客の一人として来店しており、あっちこっちを歩き回ったり、席に座ったりしながら小芝居を繰り広げています。一つのテーブルのお客さんもたびたび変わりますので、テーブル注視でも、特定の生徒さん注視でも、周辺含めてあれこれ見られておもしろいです。私はここではりっつに注目しています。帽子がしゃれてます。芝居では監督役で、出てくるのもだいぶあとですし、ここで顔を見られてうれしい。主な生徒で瑠風だけはこのプロローグに出ていません。さすがにあの長身で、目立つ番手で、しかも女役ですから、衣装など含めたスタンバイがあるのでしょうね。瑠風の女役は以前も書きましたが全く違和感はありません。歌唱もほぼ男役ニヤリ。それにしても大きいのよ〜


衣装が一人一人けっこうとりどりなので、特定もしやすいです。下級生を見つけたい場合は、かなりの確率で見つけられると思います。

お話しは単純明快ですのでどこで意識が飛んでいても、筋書きに置いていかれることはありません。

映画の撮影の場面で出てくる、大きな歯車はなんなんだろう?奴隷の労働の象徴のようなものですかね?

貸切のスポンサーの三井住友カードには、クラブの経営が赤字続きで…と支配人がききレイモンドに訴える場面で、「お支払いは三井住友カードで」と、仁義が切られました。


このお芝居の白眉はストーリーが終わったあとの、ミニと言うには尺の長いスタンダードなフィナーレではないでしょうかね〜。

ロケット、群舞、デュエダン、フィナーレと普通のショーの段取りで進みます。あれ?さっき一作目がショー作品だったよね?とあとになって気がつきますが、とってもお得な気分です。

今日は貸切でききちゃんの挨拶があったためか、幕が降りた後の一曲まるごとの演奏はありませんでした。退場しながら軽快なリズムで余韻に浸るのも一興。この次の観劇機会には期待します。グッ