1/23(木)、再びの遠征です。
新人公演の時間がなかなか出なくて気をもみました。
公式からのアップは当日の11時頃。いや〜こんなタイト?帰りの切符の予約もありますから、も少し早めだとありがたいですか…
本公演を見ていて、通常より時間が長かったこともあり、本編の最後にフィナーレが付いていたこともあって、一本物と同様におそらくは編成され直すものとは思っていました。でもなかなか公演時間の発表がないので、本公演通りやると想定して帰りの予約をしました。
当日の発表通り1時間半、本公演通り客席降りと舞台への撤収まであって、幕となりました。ロケット、群舞、デュエダン、パレードはカット。想定内でした。
ご縁のあるかたにお骨折りいただいて、今日は二階の4列目上手から。

泉堂成(105期)の初主演。元々は前作『パガド』で主演の予定でしたが、諸事情で1年半新人公演が行われなかったことはご存知の通り。
その1年半の「ため」と覚悟があったとも言えるのか?とてもクオリティの高いものだったと思い(ます。
主演のなるくんだけでなく、二番手役の奈央麗斗(107)、三番手役の大路りせ(105)もそれぞれに安定した出来でした。どの役もそこそこ歌いますが、まったく問題なく聞けましたし。
ヒロインの花恋こまち(108)はお芝居も魅せました。ほぼ初めて名前と顔が一致した感じですが、わりに大人っぽい顔立ちで背も高く見栄えがして、品のある娘役さんだなーと。さくちゃんの儚げな感じよりずっと意志が強そうですが、これはこれであり。
レイモンドのおじさん役だった真白くん(104)、監督役ののあんくん(106)、なんの心配もしていませんでした(笑)。
ヘレン•タッカー役のひばりちゃん、だいぶ本役のさよちゃんに寄せてたと感じましたが、彼女まだ、新公学年だったのね。ずいぶん器用に演じ分けるのでビックリ。
なるくん、もちろん緊張はしてないことはないと思うのですが、飄々としていると言うか、緊張が表に出ないタイプなのですね。りせくんが『カジノ・ロワイヤル』で主演だった時、緊張がビリビリ伝わってくる感じがしたのと対照的に、肩の力が抜けた登場で(しかも銀橋の真ん中からなのに!)まずはひと安心。話す声はハスキーでありながら、地声が高く、歌うときもそのまま。いわゆる男役の声とはだいぶイメージが違いますが、こういう個性もまたいいですね。ラストシーンのハグ&キスのところで、気が抜けたか、照れたかでおざなりになったように見えたのが、唯一新人公演らしいと思ったくらい。挨拶の声が裏返ってなんともかわいかった。ファンも多そうですし、これからも楽しみな成長株です。
そのりせくんは、女役。役柄的にちょっと変な人なので、思い切り自分を離れて演じられたのか?すごくよかった。美人さんは知ってましたが、本当に美しい。
ホンモノの男役はまたこの次に見たいです。
奈央麗斗!ちょいちょいピックアップされて場数はそれなりに踏んできていると思いますが、初の大役。しかもずんちゃんという場の雰囲気をガラッと変えるオーラの持ち主の役。(たぶん)硬質な?奈央くんとは対極のイメージです。たくさんたくさん歌うのに、特に問題なく、セリフもフォーメーションも本公演の自分の役とはまったく違ってボリュームもハンパないのに、よくぞ短期間で仕上げたものです。セリフをしゃべっているだけで気持ちがついていけてないかな?と思う点はあったものの、たった1回の公演のために重ねた努力を思うと、涙がにじむほどの出来栄えでした。
エキストラ三人衆(本役こってぃ、風色、あのんくん)は嵐之真、波輝瑛斗、風翔夕の三人。104、106、107期。本役もほぼモブ扱いのこの作品で配された役をどう自分なりに演じるか、難しかったでしょうねぇ。特に嵐之くんは長の期で、自分の役のほかにも気を配ることがあったでしょうし。嵐之くんは前作『グランエスカリエ』で驚異の歌唱力を披露し一躍頭角を現しました。この期入団時組トップの真白くんを抜いて、今や104期のトップ。真ん中にいてくれると安心この上ない。波輝くんはちなつさんに似ていると評判の、背も高く、性格も楽しそうなひと。風翔くんは本役あのんくんと同様このグループの最下級生で、立ち位置は弟分的な役割。あまり個人の目立つ役ではないものの、宝物?を抱えて銀橋を渡る時のいまいましそうな表情などは芝居が好きそうと思いました。見せ場?のトニーに向かって花吹雪を撒くシーンは、思い切り楽しそうに大きく動いて目を惹いていましたね〜。トニー役の奈央くんは同期ですし、ちょっとした瞬間に交わす目線が、互いの信頼を語っていたようです。
終演は1930。
二回のカーテンコールに最後まで拍手をおくり、帰途に。車中元々乗車予定のものを一本早めに時間変更できましたが、帰宅するとやはり0時ちょっと前。
おまけに興奮冷めやらず?!眠りについたのは2時過ぎでした。
生徒さんには東京でもう一度チャンスあり。反省?そんなにないようにも思いますが、それぞれにとって今日の舞台を活かす事ができますように。
休演日、ゆっくり休んで次なる挑戦への英気を養ってください。
おつかれさまでした。