1/14(火)11時公演
三井住友カード、宝塚友の会共同貸切
会社の同僚と。
二階二列目下手ブロックにて
本日の眺め
五回目にして初めて、銀橋が全て見えました。
前列が年配の女性二人で、段差も十分(^^)v
本日最初で最後の観劇となる同行者にも、ベストポジションだったかと思います。
雪組のベルばら以来宝塚は二回目という同行者。ベルばらではショーがなくて残念だったとのことで、誘ってみたところ二つ返事でOK
芝居の前のレクチャーは以下の3点のみ。
①トップコンビはこの公演がお披露目。②トップスターは天使の役。③二番手はヒロインのお父さん役でこれで退団
なんにも難しいことのない作品だから楽しんでネ、
とだけ。
見終わっての感想は、「主演の人、けっこう小柄じゃない?」…そこかー。相手役のひとと同じくらいだよね?と。う〜む、やっぱりそう見えるか…
美咲ちゃんは頭身バランスも申し分ないしスラッとして細いものの、なにせひとこは華奢。最近の女子は背が高い子が多いし、リアルに男女のカップルでも女性の方が大きいことも珍しくはないけど、男役という虚構の世界だけに、見た目男らしい体格が求められるのでしょうねぇ。舞台映えかどうか、そもそも音楽学校に155センチ未満だと入れないとかいう噂もありますが、男役との身長差が必要なら小柄の方にも門戸が開けていればよさそうですけどね。
ちなみに芝居についての感想は彼女からは特になく(私からも尋ねず)、幕間は世間ばなしをしながらかるくお昼を食べました。
ショーの前には以下の3点を。
①クラシック音楽を多用しているので、聞いたことがある曲がたくさんあるよ
②トップコンビの就任を祝う構成で、後半の戴冠式の場面に向かって盛り上がっていくからね
③真ん中へんで客席降りがあるけど、二階には来ないので舞台に残ってる人に注目してね!
「やっぱりショーはステキねぇ。オーソドックスな感じのでとてもよかった」「下を見ないで階段を降りてくるの、すごいね〜」「赤いスーツの真ん中で、一人黒のスーツで踊る場面が一番よかった!あれだけでももう一回見たい」と出口へ向かいながら怒涛の感想。「主演の人はなんていうの?これでとわきと読むの?」と。私には当たり前すぎる読み方でしたが、芸名にも驚いていたようです。
まぁとにかく楽しんでもらえたようでなにより。
以下、グチとなりますので、個人的な感想とご了承の上お進み願います。
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この演目で五回観るのはちょっと厳しかったですね〜。見るたびに新しい発見があるわけでなく、逆に「」が深まる感じで…
ヴィータは出産後たぶん死んだのでなく、天界へ帰る為に人間(フェデリコ)にそう思わせたのだろうと考えますが、そもそも天使と人間との間に子どもが成せるのか?とか。
天使と人間のハーフのはずのエレナには、何かふしぎな力もなければ羽の片鱗もないのね。深読みすれば「ソロモンの指輪を操る力」なのがそうかも?ファンタジーだからご都合主義でなんでもありなのかもしれませんが、では時間の概念とかは?
天使と人間ではおそらく生きる時間が違いそうなのに、フェデリコとアズラエルが20年ほどの年月を同じように年をとっているのが不思議。あくまでファンタジー脳ではありますけど、天使って人間の何倍も若い姿のままそうじゃないですか?
優れたファンタジー世界には実は緻密な設定が必要で、それこそ(雪組『フォルモサ』の)サルマナザールのように文化から言語まで作り出す想像力(創造力)があっての成立となるので、あれもこれも「ファンタジーだから」で片付けると破綻が多すぎて鑑賞に耐えなくなってしまうのよね…
それと地味に気になったのが、やたらに「酒」という単語が出てくること。「お酒がどれだけおいしいか」「酒でも飲んで待っててくれ」「お酒をおごってくれないか」天使だから禁欲生活をおくっているのか?禁じられた堕落の象徴のように言われていながら、飲むのは楽しかろうと考えているらしいセリフの数々。それにしても頻出過ぎるような気がしました。
なによりわからないのが、アザゼルが何回も言っている「真実の大嘘」って、たとえばどんなものですかね?オーバーな形容詞で飾ってなんかすごいことを言っているようですが、具体的にはイメージがわかなかったです。まぁたぶん、考えちゃダメなやつです。
あ、最後にちょっとだけグチろうと思ったら、盛大なダメ出しになってしまいました。スミマセン(-_-;)
とてもよかったと感じたかたの感想を否定するものではありませんし、もちろん生徒さん達の熱演はそれぞれにすばらしかったと思います。
ひとこが終演後の挨拶で言ってたように、あと一週間で千秋楽。お披露目公演が無事に最後まで走り抜けられますことを願っています。