12/21(土)1530

三井住友カードVJA共同貸切

娘と。17列目最下手にて今年の観劇納め。


改札でこんなトレーディングカードをいただきました。東京公演ではなにかオマケとかプロモーションが付くことはほとんどないので、珍しい!照れ
共同貸切のオリジナルだそうです。外の公演のトレーディングカードのように、出演者全員が商品を作れるわけではないので(ご存知の厳しいヒエラルキーがありますから)、この二種類だけかもしれないですね。たまたま娘と別の列に並んで両方ゲットできました。




三日前初見の時には、(失礼ながら…)正直途中で意識が飛びましたが、今日はしっかり拝見しました。結果としては、見覚えのないシーンや聞き覚えのないセリフはほぼなくて、ほとんど飛んでないことが判明しました。エライぞ!

それで二回目あるあるですが、今日は覚悟して見ていたせいか、緩急軽重をきちんと弁別して拝見できて初見よりずっと肯定的に見ることができました。ツッコミどころは多々ありますが、難しいことはなにもなく、良い悪いがはっきりした娯楽作品だと納得。

そして何よりも、ひとこはじめジェンヌさんたちが当たり前ですが美しくて眼福眼福ラブ

私たちの上手どなりに母子連れがいたのですが、小学生の娘さんがとても楽しく見ていたようで、そう言えば…「あなたを初めて連れてきたのはこのくらいの年だったね〜。なんにも響かなかったようだったけど」と懐かしくなって娘に言うと、「スーツの仕立て屋ものなんて難しすぎてなんの話だか全然わからなかった。最近になって見てようやく理解したわ」と苦笑。宙組大空さんの『クラシコ・イタリアーノ』 。プロのオーダーメイドスーツの職人が主人公で、手仕事と量販品の境い目の時代、職人のプライドをかけた葛藤を描いた、なんともしぶい作品でしたからね〜。「もう宝塚はイヤ」と言っていた娘と、こうやって再び一緒に観劇できる日が来ようとは、当時は思いもしなかったものです。「今日みたいな作品だったらわかりやすくて楽しめたかもしれないね」と。



本日の観劇でちょっと気になったのは、芝居の終わりがはっきりしないことだったでしょうか。悪魔フラウロスが逮捕され人々がはけて終わり?と思うとまだフェデリコの執務室の場面があり、手下二人と今後の話をして手下が泣いて幕が下りるのでこれで終わりなのか?と一瞬妙な間があいたかと思うとまだ続きがあって…ニヤリ

アザゼルがエレナに別れを告げ天界に帰ることになったものの、連れ帰ったのがアザゼルでなく実はルーナだったことがわかって舞台がごった返してもまだ終わらず…笑い泣きフェイクエンディングのような場面が二回も三回もあって、客席の拍手も(え?まだ終わりじゃないの?)て感じでパラパラとまばらで起こってとまどいがち。アザゼルとエレナの二人が手を取り合って客席を走り抜け、やっと本当のエンディング。一階の客席はみんなその二人を振り返って後ろを見るので、舞台で何が起こってるのかを見ている人がほとんどいないだろううちに気がつくと幕が降りてるというあんばいで(笑)

雪組ベルばらの一幕終わりでも咲ちゃんが通路をはけて幕ですが、あの時は場面に咲ちゃん一人しかいなかったもんな〜。


ショーでは美空真瑠くんがなぜかやたらに目に飛び込んできました。この新人公演の主演なのでいい位置にいるのかもしれませんが、オペラで(主にひとこを)見ているとしょっちゅうその視界に入ってきました。ダンスに(も?)優れている方なのですね、稲葉先生お約束の若手の爆踊りシーンにも出ていました。花組105期ではトップ娘役をおさえて一番。花組を支える若手男役の一人として期待されているのかと思います。しかし花組も人数が多い!フィナーレで居並ぶ組子の数を見ると圧倒されんばかりびっくり


今日は最下手でしたので、客席降りを堪能しました。かちゃを先頭に生徒さんが走ってきて、一番近くには(たぶん)愛乃くん。いつもの客席降りでは生徒さんが近くに来ても、(わざと目を合わさないようにしているのか?)と思うほど割に広角で遠くを見ている様子の彼女たちですが、今日はほんとうに近くに寄ってきて目を合わせてタッチしてくれたり、通路で踊っているときは音の出そうなウインクを飛ばしてくれました。私の席の後方にいた生徒さんが(ごめんなさい、どなたかわかりません)歌いながら三番目四番目の奥の方まで手を伸ばしてタッチするので、私のすぐ耳元で歌が聞こえて驚き!私がビクッとした気配に気がついたらしく、(スミマセン)的なリアクションまで。なんともけっこうなクリスマスプレゼントでした宝石赤


冬に入って宝塚以外にも様々な舞台を観に出かけましたが、最後はやはり宝塚歌劇で締めとなりました。

来年の初観劇も花組です。

新しい年もまた元気で観劇に行けることを願って、

一年間ありがとうございました(_ _)