10/2(水)1330公演。
三井住友カード貸切。
職場の同僚と。
彼女には雪組でベルばらをやるとわかった時から、ぜひチケットを、と頼まれていました。
同世代にとっては若い頃に親しんだ懐かしい作品。
なんとか確保できてよかったです。
お互いの家も遠くないので、行きの電車で落ち合って、おしゃべりも楽しみながら日比谷へ。
シャンテの衣装展を見たり、キャトルに寄ったりして、少しづつ気分を盛り上げて劇場に向かいます。

首都圏生まれの彼女は、母親と買い物に出たついでに「映画でも見る?それとも宝塚見る?」というようなぐあいに、当日券を買って何回か見たことがあるそうで、安奈淳とか汀夏子の頃らしい。ベルばら初演(1975年)のヒット以降、簡単にチケットが買えなくなって観てないのだとか。直近は私が誘った月組の『On the town』(2019年東京国際フォーラム)で、そのときは残念ながら響かなかったらしく。その前が、どこかの招待で『凱旋門』(2018年雪組)を観たとのことですが、これもいまひとつだったらしい。ww
とりあえず今回は彼女からの希望の演目なので、楽しんでもらえるといいなー
久しぶりの宝塚、なに組なのかもわからないし、一人も知らないしなー、顔の区別つかないだろうな〜(あるあるw)と言いながらプログラムも買って、着席。
今日はすごくクジ運がよく、10列目の通路側。
客席降りのあるこの作品では垂涎の席です。
あまり解説するのはやめて、サプライズも含めて五感で楽しんでもらうことに。
観劇後、「今夜は眠れないかも」と嬉しそうに言ってたのでほんとうによかった。さすが大看板のベルばらです。
で、だれか気になった人いた?と聞いてみました。
「二幕のはじめのダンスシーンで真ん中の人がかっこよかった!」
お、カセキョーですか。意外に正統派。私の知る彼女の好みからは、もっとシブい感じの、目立つところで言えば縣千あたりかな…と思っていたので(へぇ~)という感じ。
幕間に「そう言えば前に『凱旋門』見たんだったら、これも同じ雪組よ?今のフェルゼン役の彩風さんも出てたし、他にも出ていた人はかなりいるはず」という話をしたのですが、2020年入団のカセキョーはまだいなかったわね…(驚)若い!
観劇前には、主役の彩風さんはこれで退団だから好きになってはダメよと冗談で言っていましたが、カセキョーなら下級生だし、上がっていくスターだからまだまだ長いこと応援できるね!と、車中でプログラムを広げて話をしながら帰途につきました。
下級生のうちから注目してもらえればファンは増えていくし、注目が高まれば役ももらえて成長も著しく更にファンも増える、という正のスパイラルに乗せることができて…スターはそうして作られていくのだなー。
としみじみ。
なにはともあれ、役をもらえる→舞台で目立つことが重要で、残念ながら万人に等しくチャンスはないのが世のならい。未完なうちから光る素材は多くはない。
そういう人は早くから見いだされて次々とチャンスが与えられる。もちろん大器晩成型もいないことはないし、努力を惜しまずわずかなチャンスをつかむ人もいる。でもその道は狭く険しいでしょう。逆説的ですがスター街道を行く人も、注目され続けるのは苦しいこともあるんだろうな…凡人の私にはわからないけど。
雪組の御曹司政策が始まったのは音月桂あたり?うまくいってる面もあれば、瑕疵もありそう。物事は一面だけじゃないですもんね。誰も傷つかないわけにはいかないとは思いますが、キビシイ世界にはちがいないですね…
とりあえず「ベルばらを観たい」というミッションが成功に終わって、私も肩の荷をおろせました。
私自身my楽でしたので、その感想はあらためて次に続く…ということで。