9/15(日)11時、三井住友カード貸切公演、
娘と。
18列目のセンターにて。
前がスパーンと開けてとても見易かったです。
貸切だし、日曜日だし、男性も多かったですね。

宝塚でも『ベルサイユのばら』は何回か実見していますし、原作漫画は連載中からの読者。いわゆるど真ん中世代です。中高の演劇部では学園祭に『ベルサイユのばら(もどき)』をやったり、友だちの間で、お互いを登場人物の名前で呼び合ったりと、女子校ならではのベルサイユのばらごっこが盛んだったことを懐かしく思い出しました。
同世代のみなさん、だれ派でしたか?今で言う「推し」がそれぞれいましたよね。ちなみにワタクシはジェローデル派でありました。マイナー過ぎる…
近年宝塚で100周年の頃、『ベルサイユのばら』がいろいろな組で上演されましたが、その少し後に原作漫画を読みたくなって、いわゆる大人買いで一気に購入してしまいました。笑笑
11巻からのエピソード編にジェローデルの生い立ちや、幼い頃からのオスカルとの逸話が描かれていて、一人ニマニマしてしまいましたわ。✳️今日帰ってからまた読み直してしまった。
兵庫での上演の感想を全く見ていなかったワタクシ。
なんとなれば、(ベルばらはまぁベルばらだし…)と型にはまった大歌舞伎を観るつもりでいたからですが、きょう本作を初めて拝見して、驚いたことがたくさん!
とりあえず思いつくまま。
①幕が上がって「あーいー、それは」のイントロが始まると(キタキター)みたいに盛り上がり
②アントワネットの「フェルゼン!」という大仰な言い方に若干引き…
③「今宵一夜」や、アンドレ銃撃死からの「バスティーユ陥落」場面では我知らず涙を流し
④一幕の終わりでの「今宵一夜」からの、場面変わってスウェーデンのフェルゼンをジェローデルが訪問しての、「オスカルは死んだ」のセリフに衝撃を受け
⑤え?二幕は何やるの?と呆然とした幕間に
⑥二幕幕開けの、(唐突に1789か?)みたいなダンスに圧倒され、
⑦大人数のロケットに驚き
⑧半ば咲ちゃんさよならショーのフィナーレにうるうるし
⑨誰もいなくなった舞台に、一人トップスターが階段を降りてくる演出にびっくりし
⑩芝居の衣装をつけた出演者が後ろの扉から入ってくる客席降りの逆流(?)にキョトキョト…
と、
もうとにかく衝撃的な場面が続々で、古典だの歌舞伎だの言われている中で、新しい試みが数々あり、きっと眠くなると覚悟していたのに反して、良き方に裏切られて全く飽きませんでした。
ただ新しい挑戦的な演出はともかく、『ベルサイユのばら』という作品を知らない方にそもそも芝居がわかっただろうか?と、若干疑問符が…
作品をよく知っているからこその、過去への遡りに戸惑ったのかもしれませんが、もはや全く真っ白の状態では観ることが不可能なので、「ベルサイユのばらを(漫画も含め)初めてみました!」という方の感想をぜひとも聞いてみたいところですね~
それにしても専科のかたがおおぜい出演されていて、これまたビックリでした。
来週また観られる予定ですので、初見の「ビックリ」の洗礼を通過したところで、じっくり拝見したいと思います。