https://x.com/MoulinMusicalJP/status/1810267678432788539?t=5vm5G7MOcYKh7DPQXFe2ag&s=19
昨日こんなお知らせが…
いや〜、めでたい。
7/9(火)13時
ムーラン・ルージュ2回め。
今日のクリスチャンは井上芳雄さん。
先週は体調不良とかでお休みされてたようで。長丁場ですからいろいろあるでしょうし、幸いダブルキャストで甲斐くんが代わりに舞台を務めたとのこと。穴をあけなくてなによりでした。
今日もA席、最後列ながらどセンターでした。私の一列前の下手の男性の座高が高めでしたが、まぁさほど影響はなく、見通しは良好でした。(^^)v
昨年から5回目になりますが、昨年初見の前にぼんやり感じた不安を、今更思い出しました。
私はミュージカルのガチ勢ではないですし、なんなら(タモリさんがよく言ってたように)どうして急に歌い出すのか?と思う方でして(笑)。望海さんに導かれて帝国劇場に来ていますが、ミュージカルの楽しみ方?というのがいまひとつわからなくて。いや別にもちろん、決まったお作法なんてなくて、あったところで従う必要もなくて、楽しめればそれでいいのかもとは思います。
普通のミュージカルはセリフが歌で運ばれる以上は、真剣に聞いてないと話がわかるだろうか?という不安がつきまといます。逆に今作のように既存の歌を継ぎ合わせている場合、その歌を知らなくても楽しめるだろうか?と不安だったりします。
「誰もが知っている曲で綴るミュージカル」というふれこみですが、曲のほとんどが海外のポップスということもあって、そのジャンルが好きな、または詳しい人でなければなんの曲だかわからないのでは?と見る前から思っていました。イヤハヤ案の定で…
冒頭すぐのカンカンの場面では、(あ、これ運動会の大玉転がしとかでよくかかる曲『天国と地獄』では?)と思ったのと、望海さんの天井からの登場シーンは『007』のテーマソングだな~と思ったくらいで、あとはなんだか聞いたことがあるかも?程度の解析度でした。ユーミンが訳詞をつけたというビッグナンバー『Yous Song』はあとからエルトン・ジョンの曲だとわかりましたが、その当時のエルトン・ジョンを聴くには年齢的にすこーし下だったせいで、ヒット中に聴く機会はありませんでした。このあとはたぶん、『ムーラン・ルージュ』の劇中歌だなーという認識となると思います。
70曲も使われているという有名な?曲も、3つくらいしかわからず、果たして作品としてどうだったか?というと、正直なところ曲の解析度はあんまり関係なかったというのが、私の感想。
同じく既存の曲を使った『マンマ・ミーア』を劇団四季で拝見しましたが、ABBAはよく聞いていたので楽しめたし、未見ですが『We will rock you』だったらQUEENも好きなアーティストでよく曲も知っていたので、すごく楽しかっただろうと思います。でもたぶんそれは、プラスαの楽しみなのかなーと。『ムーラン・ルージュ』を観て、そう感じた次第。どんな由来の誰の楽曲かを知らなくても、充分観ごたえがありました。
音楽とは別の話ですが、物語を何回見ても思うのが、
舞台の最中に倒れ腕の中で亡くなる恋人の病い(体調の悪さ)を、ほんとにほんとにその時までわからなかったのか?と、それは本当に疑問です。彼女の何を見ていたのか?いくらサティーンが隠そうとしていたとはいえ、当時は死の病だった結核、咳とか微熱とか喀血とか、誰もが知っていて気にかけていた症状のはず。恋は盲目とも言いますが、いくらなんでも盲目過ぎでは?いやむしろ、恋していたら恋人の小さな変化にも敏感に気がつくものなのでは?と、ちょっと呆れちゃうほどですわ。
いろんな意味で死と隣り合わせだった娼婦、何かの病気にかかる確率は他の職業より高かったでしょうし、本人としてはそれなりに覚悟はあったと思います。なんにも警戒していないクリスチャンはとんでもない世間知らずということなんでしょうねぇ。そしてそういう純粋さにまた、サティーンは惹かれたのかもしれませんね。命が儚い時代、何に自分の人生を賭けるか?クリスチャンの音楽が世に出ることを望んだサティーンの選択が報われるのだと信じなければ、ただの悲劇で終わってしまいます。ここを気持ちを立て直すことが肝ですね。
最後の巻きも転換が早くて、余韻に浸ってる暇もないので、次の一歩を!という明るい未来を信じて。
さぁ、みんなでカンカン!
観劇前にオリジナルブロードウェイキャストのCDを注文して出かけ、20時前に配達されました。
来月の最後の観劇に向けて、更に聴き込もうと思います。