6/8(土)11時公演。

娘がダブルブッキングしてしまったとのことで、代打出勤(笑)。娘とは一階と二階に分かれての観劇です。

私はA席下手にて。階段脇で見通し良好でした。

本日の眺めはこちら。







前回初見では、モヤモヤの残る芝居についてとりあえず感想を書きました。

二回目は、学習した分芝居はわかりやすく感じましたが、あいかわらずツッコミどころは山盛り。これはいずれまた機会があれば。

今日はショーに傾注することに。


とてもオーソドックスで、かつメリハリのあるショーだったかと。テーマ性もあり、しつこくもなく、目まぐるしくもなく。


印象に残ったことをランダムに書いておくと


プロローグの、ひまわりを思わせる娘役さんの衣装が可憐。

アヴァンギャルドはちなつさんの髪型がかなり奇抜。私としては髪型より金色の手袋が気になりましたが。

銀橋を渡る5人のうち二人が退団者、最後尾が一輝翔琉(107期)だなーと目につきました。

あみちゃんがすごーく大人っぽくなって驚き。声もこんなに低かったかしら?歌は安定のうまさ、さすがです。

ぱるくんが先導で始まるスパニッシュの場面は、中詰めの客席降りまで長丁場。銀橋に並ぶ下級生は目線をおくる場所が決まってるらしくて、「二階担当」らしき生徒さんが、盛んに上に向かってお手振りしてくれるのが嬉しいかも照れ今回は二階には来てくれないのでよけいにね。

風間くんが引き継いでロケットに繋ぎ、そのあとはれいこさんの美の極致を堪能。

彼女が雪組出身のことにあらためて思いをはせるシーン。狩衣姿のれいこさんはこの世のものとも思えない幽玄さを体現する。烏帽子をかぶせられて、シアーな長いベールの如き上掛けを引いて階段を登るその先には月があり、(あぁ月に帰るのだ…)と納得してしまう。この人はかぐや姫だったのか、と。少しだけ下手に顔を向けるので、下手側だとその横顔がちらりと見える。あまりに美しすぎて涙がにじむほど。

そして黒燕尾、いかにも月組らしい端正な群舞。銀橋にずらりと並ぶのも壮観で、初見の方も(宝塚を見た〜)という満足感に満たされるはず。


かぐや姫は退団したらどうするのか?と思う。舞台に立って芝居は続けてほしいけれど、あまりメジャーな作品ではなく、作品を選ぶタイプなのかもしれない。たとえば…大空ゆうひさんのように。


ところで、れいこさんの女装って大劇場公演では見たことがありません。(女性なのに女装というのも妙ですが、宝塚の男役の場合そのように言うことが多いです)芝居での女役はもとより、ショーでの一場面の女役も見た覚えがありません。なので卒業後舞台に立つなら女優としてだと思いますので、それがまったくの初見になりますね〜。性別を超えた正統派の美貌なので、初の女性役もなんの抵抗もなく受け入れることができそうにも思います。

七夕の日に退団。夏の終わりまでには方向性がわかりそうです。このまま月に帰らないでいてくれるといいのですが。