4/20(土)愛知公演、東海市芸術劇場(最寄り駅は名鉄太田川)

12時と17時のマチソワをノゾミストで購入。

イザボーあたりから肌感覚としてチケットが買いやすくなってきてましたし、たった2日、3公演とは言え愛知ですし?買えるだろうとは思ってましたが、(やはり)普通に買えました。

マチネ9列センターと、ソワレ2列とっても上手、

大劇場公演ではなかなか望めない良席です。


(ヒイキ目入ってますが→)望海さんほどの実力者であっても、卒業してある程度の年月が経つとチケット売るのに即日完売というわけにもいかないのだな~。まったくどの公演もチケ難の宝塚というところはマジックワールドです。

東京、福岡と公演があって、愛知まで20日ほどあきました。その間、咲ちゃんのコンサートやあーさの全ツにも行ってたみたいですね。ほんとにヅカオタ(笑)



久々の遠征で


昨晩興奮で?眠れなかったので早めに出たら、予約した新幹線の一時間前に新横浜に着いてしまいました。せっかく予約したので、早めの自由席に乗らず待っていたのに、なんと直前の編成が安全確認で遅延。玉突き式に遅れ、名古屋に着いたのが8分遅れ。名鉄名古屋駅からでなく、元々JRの在来線を乗り継ぐつもりでいましたが、金山駅を走る羽目に…

*ちなみに復路も18分の遅延で、名古屋でちょうど入線してきたひかりに飛び乗りました。


劇場は南口を出て右手すぐだったのですが、ちょっと斜陽なかんじ?公共施設も兼ねてるのか、図書コーナーのようなスペースや会議室もあり、その四階。

建物一階の角地の一等地に「テナント募集」の張り紙があり斜陽感がいや増す…

周辺のベンチでコンビニ飯を食べている人たちもいましたが、花粉症の私には外での飲食はできないので、向かいの商業施設のフードコートに。

スガキヤとつるべやがあり、スガキヤだけ混んでまして、でもやはりここはスガキヤだよね?



スープに沈んでいたスプーンらしきものを持ち上げてみたら、お初にお目にかかる形状で思わずパチリ。給食の先割れスプーンの進化したやつ?

とにかくいただいて(思いのほか使いやすかったです)


素の望海さんにドキドキで


開場少ししてロビーに入りました。トイレの列かと思いきや、グッズ販売の並び列がすごくて、マチソワだし終演後にしようと、プログラムだけ買えるカウンターでプログラムを求めて着席。う〜ん、私の前方空席がありますね。一列に二席くらいは並んで空いてる。こんなに前方なのにキープ席なのか?惜しいですね。当日券も販売あったようです。


東京、福岡と回って3箇所目ながら前公演地とは3週間開いてて、ご本人もその戸惑いを何度も口にされてました。MC何言ってたっけ?とか息切れがすごくて、とか。まんま素の感じでした。

もう観た方も多いと思いますが、前半はポップスでアップテンポな曲が多く、歌もハード、ダンスも動きもハードで、息切れも道理です。私は初観劇ですが、たぶん一緒に付いてまわっている方々も多いようで、ペンライトの所有率とこなれ感がすごい。お隣の方などは、足踏みまでしてました(たぶん60代後半。良き良き)。私はどうにもノリの悪いヒトなので、手拍子は同調するものの、なかなかのめりこめない前半で…

(本人曰く)男役スイッチの入りやすいという、沢田研二でいったん衣装も少し変えて、『勝手にしやがれ』を歌ってからあとは、私もやっとおいてきぼり感がなくなって没入できました。


衣装は淡いピンクのホルダーネックのチュニック、アコーデオンプリーツ加工のヒラヒラの袖と裾がガーリーですが、ボトムは白のズボンに白のブーツと、わざとのギャップがまたかっこいい幕開け。ジュリーのときは真っ赤なジャケットを羽織り、ハットにサングラスの小道具。前の方だけですが客席にも降りて、空いている席に突然座ったりして(きゃ〜♥)という黄色い声が。

衣装替えで黒の光沢のあるパンツに素肌に黒のベストでミュージカルの歌を歌い、あとでパンツと同素材の黒のジャケットをまとってワンスのオープニング『摩天楼のジャングル』を、新たな振り付けで踊ったのがステキ過ぎて。いや〜、まだまだ踊れますね。


最後はスパンコールの散りばめられた白基調のローブデコルテ。ムーランルージュでもイザボーでもドレスは着ていましたが、コンサートでこの露出は初では?まるでウェディングドレスのようで、ハァ…おきれいでした。

『Look at me』では衣装にはだいぶ不満がありましたが(私見です)、今回はどれも似合っててステキでした。


『イザボー』から『Queen of the beast』のあと、最後の曲は『Dream Girls』から『Listen』。ただただ聞き惚れてしまいました。自分が実際に演じた役の、いわゆる持ち歌が増えてきて、ほとんどの観客も一度は舞台で聞いた曲なので受け取り方が複層的な気がします。

奇しくも望海さんがおっしゃっていたように、(イザボーの時の赤の衣装でなく白イザボーwだと)感じるものも違うのかも。芝居の時の勢いと思い入ればかりでなく、歌詞の意味をしみじみ考えたりします。

いったん幕のあとTシャツにジーパンで再登場。アンジェラ・アキさん提供の『ブレス』を歌い、この曲に込めた思いや、昨年秋の宝塚で起きた悲しい出来事についても、言葉を選びながら真摯に語ってくれました。


キャスト、演奏者も一緒に挨拶して、館内放送がかかって終わりかと思いきや、「まだ帰れにゃ〜」と望海さんが飛び出してきて、「最後に望海がなんとかアンとかなんとかマンのどちらかになりますと予告してましたが、知ってます?」 私もどっかで見たような?聞いたような?あやふやな記憶。「アンパンマンかも、カレーパンマンかもしれませんよ」とおちゃらけながら、披露したセリフと曲はドン・ジュアンから。

もちろんちゃっかり?花組御園座の宣伝もしてくれました(^^)v

100分のはずが120分で終演。


チケット事情


ソワレは17時なので、1530頃軽く食事をとることに。

帰宅は22時過ぎるでしょうから。



アクリルスタンドって絶対買うことないなと思ってましたが、ポーズがおもしろくてつい。使い方もよくわかりませんが、鏡台の上にでも置こうかな。


そしてソワレ。

マチネでは二階は見えなかったのでわかりませんが、2列目から振り返ると、なんと二階は無人!

一階席は711席とのことですが、後方は空いていて一階の入りとしては8割強といった感じでした。地味にショック…毎日満席の劇場で50公演をこなしていたトップスターとしては、コロナの時以来の異次元の眺めかもしれないですね。

ここ最近引退したトップさんたち、なんだか頻繁にコンサートやってるような気がしますが、しかもけっこう大きい箱で何公演も。下世話な話、儲かってはなさそう…望海さんでこれだもんな。

事務所に所属してる以上、望海で、場所がここなら、売れるチケットはこれだけ。箱はここだから、キャパを絞って販売、のように計画してるのでしょうね〜

思いがけず好評なら追加販売すればいいのですし。そこは戦略なのかな。



客席とのキャッチボールとオマケのアンコール


マチネでは愛知で買って帰るのにいいお土産は?という望海さんの問いかけに、客席から「ぴよりん」と答えが返ってきたことから、そのあとのキャストの皆さんがヒヨコのポーズで現れるという流れになり、笑いを誘いました。




ソワレでは、稽古中に望海さんがジャンプが飛べないというのがばれてしまい、(演出の先生に、あやちゃんジャンプ低くない?と言われたそう)キャストのみならず奏者のみなさんもジャンプしながらの挨拶となって、望海さんだけがシオシオと「明日はきっと飛べる」とひとりごちて、あたたかい目で見守られていましたね。照れ


ソワレのオマケのアンコール曲は『ノバ・ボサ・ノバ』から『シナーマン』。共演のキャストもノリノリで自分たちから客席に降りたいと言ったとのことで、たった8人ですが、なかなかの迫力の掛け声とダンスで盛り上がりました。この公演では〝初〟のことだそうです。舞台に戻ってくるときも、階段を上るのでなく、男性も女性も舞台の床に手をかけてスタッと飛び乗って、ダンサーだから当然ですけど身体能力抜群ですね。公演を重ねて、カンパニーともうちとけてみんなで作り上げっている雰囲気がうれしいですね〜

春風弥里さんが客席にいらっしゃいました。そう言えは東海市にお住まいで蘭大使をなさってましたね。望海さん、「先輩です!」と嬉しそうにしてました。


20日当日wowowで放送の『イザボー』の番宣もたっぷり。DVD、BDの発売のお知らせもしっかりとして営業もきちんと。妖精から人間になったのでそのあたりもぬかりなく(笑)

明日もう一公演でその後は大千秋楽に向けて大阪へ。

キャストスタッフ揃って元気でかけぬけられますように!