2/18(日)12時、明治座
『メイジ•ザ•キャッツアイ』を妹と。

初の明治座
2階の正面6列(やや上手)にて
キャパは1400弱、浜町センタービルの低層階にあり、竣工30年ほど。150周年の周年行事中ということですが、1873年喜昇座として発足以来、関東大震災、東京大空襲、ほかにも火災にあい、建物は7代目ということです。力強く歩んできたのですね。

座席についてまず目を引いたのが、絵が動いている緞帳。チームラボによる「四季喜昇座 時を紡ぐ緞帳」。
145周年を記念して公開されたもので(2019-2021年)、150周年を機に2023年4月から再公開。町並みや行き交う人々がおもしろく、大株主の竹中工務店やみずほ銀行やJAの看板を掲げたお店も見え隠れしてて、隅々までオペラで見入ってしまいました。そうか、チームラボだったのか…と。見応えあります。観劇前にぜひ注目を。





いつものように順不同ですが感想をザックリ。

①藤原紀香、さすがのプロポーションながら、染谷俊之(36歳)との恋人役はちょっとムリがあった気がする…
②美弥るりか、なかなかの露出でちょっとびっくりしたほど。物語のキーパーソンとなる立場だし、出番もセリフも多い。なんならダンスまで披露拍手 髪はロングの束ね髪ながら色気ダダ漏れの男役スタイル。BADDYのスイートハートを思い出しました。
③二階席は上手から以外は花道が見えない!
なるほど、それで下手の空席が多かったのか…
④紀香の宙乗り、グラグラバランスが怖すぎる〰
事故のないように気をつけて!
⑤とにかくてんこ盛りのエンタメで時々話についていけなくなっちゃう(;´д`)トホホ… 筋がしっかりあるのだから、脱線が多過ぎるのが残念だったかも。
一幕70分、二幕90分と熱演ではありましたが、中だるみを感じました。
⑥出演者は主な10名を含めて23人で、内男性は8人と少なく、複数の役をやっていたせいか?人物の区別がつきにくくてちょっと混乱。
逆に邏卒(ポリス)役が大勢出てくる時は、女性のアンサンブルが演じることになり、制服に胸の隆起が目立つのが若干気になる。これはいつも宝塚を見ているので男役の完成度に慣れているせいだと思う。明治時代に女性のポリスはいなかっただろうから、信憑性には欠けたかな。全体が荒唐無稽だしノー問題だが、演者の男女バランスの問題だったのかと終演後にキャストを確認してあらためて。

建物三階には明治座横丁という売店がぐるりとあって、弁当や菓子、お土産、洋服やバッグなど娯楽感満載。歌舞伎座の縮小版のような、でも専用劇場でなく演目が限られてない為もっとごった煮感があります。団体客が何グループも入っていて、終演後は清洲橋通りにバスが横付けしてて。演劇というものの一方の真髄を見た気がしました。小難しいことを考えず、ただ楽しさを提供するのもあり。求めるものも多種多様ですし。
私もこんなにメジャーな出演者をナマで見たのは初めてで、テンション上がりました照れ

それでちょっとだけピンポイントで美弥ちゃんのことを。藤原紀香を長とする三人組には入らなかったので千社札ふうのキーホルダーなどは公式グッズとしてはなかったのですが、名前タオルや、初日のあと急遽発売が決まったアクスタはありました。ブロマイドもあったのでつい買っちゃいました。






芝居での登場はまさかの白燕尾で赤絨毯をさっそうと(笑)美弥ちゃんを軸に話が展開するのでネタバレを避けますが、それほど複雑な伏線ではなく、途中でなんとなく想像のつく幕切れとなります。

退団後はじめて舞台姿を見ましたが、これまでもずっと舞台の仕事をしていたのはチェックしていました。本人の雰囲気を活かした、ちょっと妖しげな役が多かったと思います。今回もいわゆる当て書きかと。どんでん返しで知れる素性がちょっと意外で、(へー、そんな設定がね…)と思わされましたが、年齢的には不思議はないのかな。モヤモヤする方はぜひ劇場へ。笑笑

まだ買えます。