『イザボー』に続いて、ビルボードライブに出演のお知らせがあって、2日のステージ、2日とも当たったらなんなら横浜に泊まる勢いで申し込みをしました。

まぁそんな心配は無用でしたが(笑)、幸いなことに1公演当選しました。

300席×4ステージ、ビルボードライブ横浜のスケジュールを見ると満席で、ファンクラブがどのくらいのチケットを持っていたのかわかりませんが、普通にビルボードファンの会員さんや、法人会員もいることでしょうし、激戦だったことはたしか。本当にラッキーでした。

それにしても行ったことのない会場のこともあって、席のわかりにくさたるやショボーン 座席のレイアウトを見てもピンとこないし、金額を見てもそこまで変わらないし、どこがどんな席なのか(どこが人気席なのかとか)さっぱり要領を得ず、、、

もう勘であちこち申し込んだ結果、R指定席とやらが当選。どこ?



11/4(土)1500公演。
発券してみると、ステージのある二階フロアの上手(壁際ベンチ席)の前から三番目でした。なるほどこれがR指定席なのね。
上手下手は前後二列しかない上に、前列の1番と2番は販売されてなかったので(下手も同様)、ステージを横から見るような席にはなりますが視界が開けていてとても見易かったです。

みなとみらい線の馬車道駅直結、2aを追っていくと


BRICK&WHITEという商業施設内に出て、その右奥。



下手後方が演者の出入口で、楽器奏者が先に入ってスタンバイ、最後に望海さんが入場しました。思わず漏れたため息とどよめき。長く裾を引く黒のドレス、光沢のある別珍(かな?)をあしらったジャケットをまとい、明るい色の髪を高くアップに結って凛としたたたずまい。まさに貴婦人。

なんの挨拶もなく静かに歌い始め、瞬くうちに望海さんのつくる物語の世界に引き込まれていきます。


ノゾミストで公開されていたセットリスト。




舞台ではパワフルに、声を張ってパフォーマンスをお届けするので、お客さんの方も緊張して見ていると思いますが、今日はもう気楽に、食べたり飲んだり(なんなら)おしゃべりしたりしながらこの雰囲気を楽しんでください。こっち見ないで~。って、いやいや、そんなわけはないでしょ?(笑) みんな一瞬たりとも見逃さないようにしてますから。


私としてはセットリストのなかで知っているのは半分程度でしたが、知らない曲はもう望海さんの感性の導くままに、知っている曲は自分の思い出や気持ちも重ねて、堪能しました。


席からの眺めはこちら。



途中でジャケットを脱ぐと、デコルテと袖がシアー生地、背中のあいたドレス姿となって、冷やかしと感嘆の入り交じった「ヒュー」という声が客席から。彼女もちょっと照れくさそうに、「こないだまで(雪組のイベントで)ガッツリ男役に戻ってたので、ファンの方も急な変身だと動揺あるでしょ?」と。SPEROの衣裳担当のデザイナーに相談したのだとか。

衣裳と言えば、最後の曲の前には首にビジューの付いたチョーカーで留める感じの、シアーなロングマントをふわっとまとって、また違った柔らかい雰囲気に変身。衣裳替えに袖に引っ込むこともなく、200%望海さんを補給できました。ラブラブラブ


後半の9曲目と10曲目のときは、下手から客席降りを。三階のカジュアルエリアの客席にも目を配りながら二階のフロアを歩き、最後には二階サービスエリア最上手のお客さんの手をとって立たせて軽くステップ、くるりと腕をくぐってターン。私の前の前の席のかたでしたので、ほんとに近くて、お客さんの照れくさくて嬉しくての満面の笑みが、なんとも眩しかったです。


11曲目の「座れ!船が揺れる」というのは『ガイズ&ドールス』のナイスリー ナイスリー ジョンソンのビッグナンバー(*宝塚歌劇ではスカイのナンバーだそう)。帝劇で田代真里生演じるナイスリーが日本語で歌っていたもので、田代くんから「このアレンジ絶対かっこいいから、どこかで歌ったらいいよ」とオススメされていたそうで。たしかに今日のセットリストのなかでは、ダントツで私たちの(私の?)聞きたい望海さんではなかったかと。もちろん、囁くような語りかけるようなシャンソンもステキでしたけど。結局なにもかもよい。笑笑


楽しみにしていたフードですが、、、

実は前の日から娘が発熱。いっときは39度を超える熱となり。なんでピンポイントに今日かな…と思いつつ、なんとか発熱外来の予約を昼前にとれて(よりによって祝日明けの土曜日!)、病院へおくって診療と検査を待つこと2時間。結果的にインフルエンザでもコロナでもなく、じゃあなに?!と思いながら帰宅、娘の様子をみて外出してもだいじょうぶそうと判断して、外出中の支度をあれこれ整えてからのバタバタのお出かけとなり、もはや滑り込みガーン 飲み物と食べ損ねた昼ごはん代わりをかるく口にしただけで、はじめてのビルボードフードを楽しむ余裕はあまりなくてちょっと残念でした。

奇跡の当選と、家族の健康と、私にとっては幾重もの贅沢を実感することとなり、正に夢のような時間。


アンコールで(セットリストを事前に知らなかったので)『横浜市歌』をスゴいアレンジで聞いたときには、(やっぱりやってくれるのね)と失笑しつつも、彼女のふるさと愛がなんともほほえましく。私も息子が中学高校と横浜に通ったので、彼女があちこちでこの「横浜市歌」をソウルソングというそのベースが、肌感としてわかります。横浜市出身の有名人は数多いるので、親善大使などのお役目は回ってきそうにありませんが、横浜市は望海風斗に一目おくべきでは?と思いますねーウインク


コンサートやミュージカルの舞台でも演奏者(バンド)は紹介されますが、こういうライブでは黒子じゃなくて共演者という扱いになるんですね。
バンドメンバーも揃ってのアンコールでの挨拶に、新しい世界で着実に歩んでいる望海さんに胸熱になりました。

さ!次は年明けの『イザボー』
そのあとは映像(CSテレビ)で時代劇ですね。雪組お得意の和ものとは言え、初の町娘役?!
望海風斗の止むことなき進化に嬉しくもあり不安でもあり、、、置いていかれないように日々アップデートしないとね。