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8/24(金)、1430公演
渋谷SBGK!!
『プリンセストヨトミ』と同じ劇場でした。
真ん中より少し後ろの上手でしたが、ちいさい劇場なのでオペラ要らず。
昨日8/23が初日で、東京9公演、大阪9公演。
配信も4回。急遽追加公演も組みました。
敏腕プロデューサー七海ひろき、ほんとにすごいと思います。誰をどう起用して、どんな作品をどこでやれば人が来るかをうまーく計算してる。
東京は完売のようです。
ジャンルとしてはシチュエーションコメディ(シットコム)だそうで、私の世代になじみ深い作品は『奥さまは魔女』あたりですかね~
場所も移さず、出演者も変わらず、限定された空間で展開する芝居。脚本のおもしろさと、演者の達者な芝居で成り立つ空間。
上演時間は80分の一幕。
ミステリー仕立てのため、ネタバレご無用とのことですので、観劇を楽しみにしているかたは引き返してください。
あらすじ全ては語りませんが、少しネタバレあります。
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出演者はそれぞれ二役を担います。
滑り出しの時に観客に見えている役割と、上演の半ばで明かされるもう一つの役割。
その後二つの役を行ったり来たりしながら話が進んでいきますが、複雑なわけではない。二つ目の役が明かされて、なるほどそれでミステリーと言いながらなんか詰めがあまいというか、ディティールが雑な感じだったのねと納得する種明かし。
かなり初っぱなからすっしーさんのキョドってる姿に笑わされたり、きたさんの登場だけでその圧に笑わされたり。ぽんぽん会話のやり取りがあって、その展開の早さに巻き込まれていくかんじ。
きたさんの声でか!
出てくるだけで笑いをとれるってなんなの?笑笑
うららちゃんの刑事役「ワタリサエ」の決めゼリフ、「わたりさえの推理は冴えわたり!」というオヤジギャグも、あまりに何回も言われるので滑るのさえおかしくなってくる始末。
かいちゃんの百面相は見ものです!
たっく(澄風なぎ)の空気を読まない感じも笑えますね。
重要なオチまでなんとなくこじつけっぽくて、そこでまた笑いが起きるありさま。
まあしかし、私はその伏線の回収は予想できていたので、答え合わせをした気分でした(^^)v →なまえに関することです。
話のなかみとしては「復讐劇」にはなるので、重苦しいはずなのですが、それが実は劇中劇で、外をくるむリアル世界がコメディのため、一切暗くならずに終わるのがいいですね。
宝塚の男役スタイルを貫いているかいちゃんや、退団したてで男役の雰囲気が色濃く残るすっしーさんやたっくも女性設定のようで、外の演劇ではその方が自然ですね。いくらボーイッシュでも男役というのは宝塚歌劇の中でだけ成り立つものだと、外の舞台を観に行くようになって最近特に思います。
それにしても開演のアナウンスで「主演の寿つかさです」と聞いただけで、胸にこみ上げる懐かしさ。
かいちゃんのオファーでなじみの宙組のメンバーでの退団後初舞台。主演の経験はないのではと思いますが、芝居のまん中で充分な貫禄を見せていました。コミカルにもシリアスに振れ、そのコントラストが際立って小気味良く、達者だな~と感心するばかり。在団中からすごく特徴的な声としゃべり方だったので、役を選ぶのではないかと正直外の芝居は不安だったのですが、80分引き込まれて見てしまいました。かいちゃんのキャスティング大成功じゃないですか?
きたさんもずっと会いたかったひと。久しぶりにお顔が見られてうれしかった (^^)
知人によれば、かいちゃんのファンクラブでも東京はチケットとるのがけっこう厳しかったようで、私はローチケで当選してラッキーでした。
さて宝塚以外の舞台は来週にもう一つ。
OGさんのお陰でずいぶんいろんな劇場に足を運んでいます。こうやって観劇の幅が広がっていくの悪くないなー。
終演後のテーブルに残された「ワニパックン」。
象徴的な意味があったような、なかったような?
ここまでがコメディと言えるのかもしれません。
中途半端なネタバラシで興味をそそられたかたは、ぜひ配信を。(回し者ではありませんw)
オタオタするすっしーさんに笑わされ、「さてあなたのお好みは?」と決めゼリフを言うカッコいいすっしーさんに撃ち抜かれます。