7/12(水)18時公演、友の会の当選で17列センターで、二回目。楽となりました。多少後方でもやはりセンターはみやすい!

今週末で千秋楽、なんとか走りきれそうでよかったです。


初日があいて二日目に拝見してから4週間以上。

はじめの『ぽか~んとした感じ』よりは、少し引いて物語を見られたと思います。

あれもこれも、言いたいことがいっぱいあるんだな~ということは伝わってきました。そのどれもが『善』で『まっすぐな』気持ちに根ざしたもので、批判するにはしのびないものの、シビアに芝居の出来そのものは、私にとっては消化不良の残るものとなりました。

芝居をひとつ見ると、なにか心に残る(響く)セリフがあるものですが、一つ一つのセリフがクドクドと説明っぽくてすいっと頭に入ってこない、通り抜ける感じです。無理に思い出そうとすると、「スピード」とか、「強引」とか「関税同盟」とか単語ばかりが出てくる始末。そもそもライラックはなんの象徴なのか?ということもあまりにサラッと語られていて、いまなんか重要なことを言ったのでは?と思ったときには場面が転換していて消化できないというような連続でした。

よほど『ルサンク』を買って確認しようかと思いましたが、モヤモヤするもののそこまでの情熱もなく。

いずれスカステで放送があったとき、忘れてなければ謎解きにトライしてみようと思います。


あすくんとおーじくんが復帰して、ショーは一層楽しく見られました。

私のあすくんセンサーたるや!視力が悪いので遠目にどこにいるとは実は見えていないのですが、ここという斜角でオペラを上げるとその中にあすくんが、という確率はほぼ100%!パーツの大きい豊かな表情は吸引力抜群。

プログラムを買ってないので、場面名がわかりませんが、白い軍服姿の咲ちゃんが下手から現れて銀橋を渡るところ、似合いすぎてクラクラしました。本舞台の真ん中から競り上がってくる夢白ちゃんの堂々っぷり。アントワネットか?!というような腰の張ったきらびやかなドレス。電子音が重なるのが近未来的な演出で。このショーの始まる前に、既に次の『ベルばらフェルゼン編』が決まっていた?とは思えませんが、まったく予言したかのような場面でしたね~。『ベルばら』は正直食傷気味ではありますが、咲ちゃんぴったりだろうことは、見る前から保証付き。

ショーでのそらくんの活躍も予想通り。特に黒グループと白グループの対立の場面は、ギラギラとかつスタイリッシュに踊っていて、宙組×雪組を感じられました。

ダンスにも長けていて歌えるしゅわっち。路線なのか?というとビミョーな立ち位置ですが、重用されてますね。ピックアップメンバーにも入ってますし、いつも真ん中すぐ後ろくらいで目立つ場所にいて、がんばってほしいです。

今作品で退団のかたがた、95期の白峰ゆりさん、本当にろうたけた美人さんで娘役にしては背が高くて、それにこの学年にしては珍しく、ほとんどの同期が残っているので、上級生として大きな力になってくれていたと思います。

星加梨杏くん、かりあん。長身で線が細く、憂いを含んだ表情のステキなひと。フィナーレで下手花道に並んでいたとき、近くで拝見してそのスタイルの良さに驚愕したのを思い出します。今回もいろんなところでかりあんくんを見つけられてよかった。100期生が次々と卒業を選択し時の流れの早さを実感します。

101期、日和くん。同期に縣千がいて、葛藤があったとのではないかと。ちょっと小柄で童顔で男役にしてはかわいらしく感じましたが、要所要所でだいじな役を任されていたように思います。


退団者のみなさんが、しあわせな千秋楽を迎えられますように!