4/11(水)1330公演、A席。
2階7列めセンターにて。娘が友の会で当選。
3月25日から始まっていた東京公演、なんとしても前半がとれなくて、ぎゅっとまん中に集中してしまい、今日が初見、そしてあさって、しあさって(笑)
兵庫公演もライブ配信も終わって、なんとなくの評判もチラホラ入ってきてますが、やはり初見の新鮮さは格別。
今日の眺め。
背が高くないので姿勢よくしないと手すりがすっかりかぶってしまいますが、A席としたら最良席ですね。
『応天の門』
原作マンガを読んでいました。
初見のイメージとしては、業平はちなつさんまんま(笑)、れいこさん、原作とはちょっと違いましたがそれなりにちゃんとつくってきてました。そして予想を裏切る出来の風間くん。
すこーし線が細すぎましたが昭姫のイメージにはあってたうみちゃん。
からんちゃん適材!
そこつ者の長谷雄とあわてんぼうの白梅は息のあった幼なじみ感で熱演。
原作にあったかどうかはわかりませんが、異彩を放っていたのが用心棒大拙(てらくん)と黒炎(朝霧くん)
番外で酔っぱらい専科の佳城くん(笑)、さすがでした。
演目が発表になったとき不安だったのが道真と業平の年齢差。原作でも10歳は離れているように見えたし(実際は20歳差)。れいこさんとちなつさんでこの年齢差、しかもれいこさんの方が年下でハイティーン、この二人でバディ感を出せるのか?
それと基常。原作ではだいぶブキミでくせものに描かれていたし、それを年若い風間くんが演じるのがのみこめなくてどうなるのかと思ってました。でも100期とは思えない落ち着きですっかり感心してしまいました。前作のギャツビーで見せた「いい人ニック」が本領かと思いきや、もしかして「くせもの基常」が素ですか?!(笑) 今でも憑依型の役者とは思ってなくて、計算され尽くした演技だと思ってますけど、みごとでした。
道真と業平と基常、それぞれに歴史に残る人物で確かに同時代を生きていて、実際にからみがあったかはともかく貴族社会なんて狭いでしょうから見知った仲だったかもしれませんね。
太宰府に左遷され失意の道真、自由に生きた業平、栄華を極めた基常、三人とも50代半ばで亡くなっています。人生濃くて短いな~。一瞬の花火のような邂逅を、作品として見せてもらえて楽しめました。
『ディープシー』
プロローグ、なんか既視感があるなーと思いましたが、ディズニーっぽかったのかも?という気が。
初見で印象的だったのは、
ジャンケンで負けてれいこさんがうちひしがれてるコミカルなところと、
話題になっていた「秘密の花園」。もうタイトルから妖し過ぎる(笑) トップと二番手がデュエダンで三番手が歌うって。なんならトップとトップ娘役のデュエダンより長かったよね?せっかくの二階だし、初見だし全体を見ようと思っていたのに、オペラでガン見してしまいました。風間くんの歌は音域が広かったですね~。一段とうまくなった気がしました。ほんとにいろいろ楽しみなひとです。
ぱるくんとあみちゃんセンターの「眠れぬ夜」もよかった!芝居ばかりがクローズアップされますが、月組にもこんなにダンサーがいたのですね!個人的には107期のしゅりちゃんが出ていてうれしかった。
このあとも観劇が続きますので、今日は印象に残ったことを記録してほかの感想はまたあらためて。