2/7(火)セディナ貸切にて星組のディミトリを。
17列の上手。星組は三回とも上手でした。
前が小柄なかたで、とても見易かったです。
『ディミトリ』
良くできたホンでした。はじめの発表のとき『斜陽の国のルスダン』だったのに、途中から題名が変わって、あれ?と思いましたが、トップスターを立てるためだったのね。『エリザベート』は女性名だけど、海外ミュージカルだから変更はムリってことなのね。
主人公を男性の王配ディミトリに変えても、違和感のない仕上がり。でも原作通り女王ルスダンの存在感も充分あって、トップコンビのバランスがとてもよかったです。
何度か涙腺にじわっとくる場面がありましたが、はなし的には受け入れ難いことがありましたね~。
背景が戦争ですし、どっちが正しいとかよその国の後世の私が軽々しく言えることではないんですけど、ホラズムが攻めてきたとき真っ先にトリビシを捨てたくせに、首都奪還を掲げて戦うなんて矛盾だよな~、はじめから死守しろよとか、ふと頭をよぎったり。
国ってなんだろう? 国=国王なのか?国=人民なのか?国=領土なのか?はたまた国=文化なのか?
国を守るって、何を守るってことなんだろう?とか。
遠い国の、遠い時代の、ある家族を通していろいろと考えさせられました。
そして今日も輝咲さんがいい!モンゴルふうの長衣の軍服に飾りのついた兜が超絶似合って、笑い声が耳に残りました。星組にしては長身で骨格もしっかりしてて、荒野を馬で疾走するチンギス・ハーンのイメージにぴったり。いまさらプロフィールを見てみると、好きだった役に「今向き合っている役を一番愛してます」とか、かっこよすぎ。それに愛称エミリ?もしかしてまさか本名はエミリちゃん?なんと!ギャップ萌えです~
ショー『ジャガービート』
早回し感はともかく、毎回ピカピカ✨で目が眩む。
大階段に赤の電飾とか、前で踊ってる生徒さんが見えないので、今後はやめてほしいかも。ほどほどってだいじだ。うん。
パチンコ店に入ったこともないし、蔑んでいるわけでも決してないけど、途中からパチンコ店の中にいる気がしてくる(あくまでイメージ)ような音と光。
ショーで見たい生徒さんが特にいないので、今日はオペラで手が塞がっている星組ファンに代わって拍手や手拍子に専念。しかしこんなに千秋楽が近くなっても、まだ観客の拍手のタイミングにためらいがあるのがもはや笑える。好きなときに拍手していいってことで、あと少し、みなさんがんばりましょう。
ショーでも輝咲さんの出番が楽しみでしかたない。「fly away~」で始まって「翔けてゆけ~」まで、伸びやかな歌声が空間を埋める。あぁもっと聞いていたいと毎回思う。まさか次、退団とかないよね?充実を感じとると、だいたいが退団のお知らせをみるんだよね ぜひ幹部コースでお願いしたい。
特に見たい生徒さんがいないと言いましたが、実は毎回探してる娘役さんがいます。107期碧羽陽さん。大きな口がチャームポイントだと思ってて。目はけっこうお化粧で作れるけど、口ってそういうパーツじゃなくて、もうもって生まれたモノ。口が大きいと笑顔も華やかで、舞台では映える!最近では雪組華世京くん、古くは鳳蘭さんとか。碧羽陽さん、いつもほんとに楽しそうに、それこそ華やかに笑っててパッと目を引かれます。研2でまだ後方で踊ってますが、ダンスが得意らしくキレがいいし、いつかピックアップのメンバーで見られたらいいなと、母目線で見守っています。
今日でマイ楽でした。
残念ながらはじめは止まってしまいましたが、千秋楽まであと8公演。どうか最後まで幕が上がり続けますように!