12/10(土)梅田シアタードラマシティに弾丸ツアーで娘と。
7時前に家を出て、11時半と16時の公演を観て、帰宅は2250。
贅沢な旅でした。
時折お世話になる方と劇場近くで待ち合わせて、チケットを受け取り。二回とも10列あたりのセンターブロックでオペラは使わずに肉眼で見られて、おかげさまでストレスなく堪能しました。
KAATで一度見ていますし、さほどその時と印象も変わりません。
重苦しいプロローグから始まって、背景に植民地政策、軍の腐敗、民族対立、女性の社会的自立の黎明期など様々な問題を盛り込みながら、本名を失った一人の男が自分とそっくりだという軍の実力者と入れ替わって、クーデター(もどき?)を未遂に終わらせてハッピーエンドという…焦点のねじれた展開で
しかし国家より個人、そしてその個人は家族の絆からというのはとてもわかりやすく、テーマとして一本通っていたとは思います。
私の勝手な好みとしては、「そっくりさんと入れ替わり」をメインに、もっと軽快なコメディ作品に仕上げてもよかったかなーなんて。ディナーの場面、最高でしたもの。バイオリン持った月乃くん、ノリノリで楽しんでるようでした。
アルバレス侯爵邸のまゆぽん、つかさくん、ちなつさんとのかけあいも、千秋楽間近になって、間合いがほんとにこなれてきて、演者が楽しんでるのが伝わってきました。一人ツンとすましてニコラスを問い詰めるみちるちゃんのリズム感もよかったです。
酒場カミーノの楽しい仲間たちもギア入ってて。店主のからんちゃんは勢い余ってしりもちつくし、それをも芝居にしてしまう現場力。かおとくんと、佳城くんの地元自慢のケンカもお約束のイベントみたい。それにしてもかおとくん、かっこよくなったわ~
謝先生からプロローグのことを話してほしいと言われたとのことで、カーテンコールでちなつさんから説明がありました。軍から逃亡したエルピディイオ(19歳)が飛び込んだ荒海の様子を波布で表しています。とのこと。「かっこ19歳」と、照れながら言ったところで笑いが起きました。
謝先生こだわりの場面だったか?それとも「あれはなに?」みたいな質問が多かったのか?とりあえず説明責任果たされました。
私としては、「(大好きな)ちなつさんの主演公演が何回も見られてよかった~」と娘が喜んでいたことで、じんわりほんわか。娘と二人で旅行することなんて、社会人になったらそうそうないでしょうし、限られた一回一回を楽しみたいです。学生ですから今は私がほとんどの費用を負担していますが、社会人になったらこんどはママを連れていってねと言ったら、「そっちの方が(期間が)長くない?」と笑われ。確かにそうだわね。元気で長生きしなくちゃ。
なんにも写真とらなかったので、帰りがけに振り返った看板の写真でも。
ソワレでは、全ツを終えた月組生が数人観劇にきていました。その中にりんきらが~あたかも月組生のように下級生を引率してましたっけ。