11/25(金)18時公演。

市川市文化会館、娘と。

A席センターにて。


首都圏の別箱ってほんとに厳しい。特に全国ツアーは日数も少ないのでほとんど当選しません。今回も友の会での抽選は当たらず、「市川だったらどの日でも」と知り合いに声をかけていて、幸い生徒さんの会からご案内をいただけました。

月組のもう一方のKAATとダブルヘッダーの予定でしたが、一度も観劇できていないというお友だちに私の分はお譲りして、直接現地で娘と待ち合わせ。

二人それぞれにチケット袋と、お土産までいただけて好感度爆上がり。(ものいただいたせいではありません笑)スタッフの方の対応もとても誠実で、それに各自一枚のチケット袋はうれしいものです。物入りだと思うのにありがとうございますm(__)m


さぁ今日もほぼ予習なしですが、まぁ再演ですしね。と言っても、安寿ミラさんのBJは拝見してません。

原作は有名だし、宝塚でもお話は違うものの、直近のまっつさんがブラックジャックにぴったりだったなとか、ピノコかわいかったピンクハート、という印象のみで突撃!(笑)



作品の話に入る前に、どうしても記録しておきたいことがあり。

市川市文化会館、会場のマイクのハウリング問題はあいかわらず解決してなくて、音声が二重に聞こえるほどひどい。コーラスになるとほぼ聞き取れない。

そのうえ今日は人の話し声がずーーーっと聞こえていてびっくり 、集中できないこと甚だしい。はじめは会場内かと思ったが、どうやら壁の外から聞こえている感じ。2階の上手後ろあたりから。まさか中に声が漏れているとは思わないスタッフの雑談かなにかだと思われ、幕間に係を捕まえて注意喚起しようかと考えていたら、ほかにも同じ考えの人が複数いた模様で、スタッフとお客さんが大勢確認のために会場内にワラワラやって来て、あの辺から聞こえていた、と口々に報告するかたがたと深刻な表情のスタッフの群れ。やはりこれだけの数の人が気がついてスタッフに言おうというくらいなので、相当の騒音であったと思うわプンプン ショーの時なら気がつかないけど、セリフのみで進行する静かめの芝居でしたからね~。音響だけでなく防音まで問題が…改善を考えてほしいです。ハード面だけでなく、スタッフの教育というか、心構えもだいじですね。

そんなこんなでなかなかに劣悪な環境のなか、渾身の月組芝居を食い入るように観ておりました。


主たる登場人物がそう多くなくて。

ブラックジャックのほかには物語を動かすケイン(風間くん)、相棒ジョイ(はるくん)、元?恋人アイリス(うみちゃん)。あとは悪者格のサザランド(るうさん)とその仲間。ほか、ブラックジャックに仕事を依頼したスノードン卿にりんきら。

別格扱いで、ブラックジャックの影という役どころに研2の一輝くん。

忘れちゃいけないピノコ(美海ちゃん)


ほかはほとんどモブ扱い…


ブラックジャックのシルエットをプリントしたトップスを着たコロスというダンサーが数人いるが、るねくんや蘭くんが当てられてるのがなんとなくモヤモヤする、、ファントムのダンサーやエリザベートの黒天使みたいなものとはおもうが、、、

「ブラックジャックの影」という抜擢を受けた一輝くんは、登場してすぐ歌唱があったが、これがなんとも、、、椅子から落ちるかと。月組の下級生のなかでは何かと取り上げられているだけに、歌はかなりがんばらないと。とにかく目立つ役どころなので、これからに期待。


はるくんの躍進が顕著。はるくんと言えば、わりと冷たくかたい表情のイメージだったが、今回恋人に見せる優しい表情がステキ。


筋書きは難しくないので、芝居の出来映えはひたすらブラックジャックの出来にかかっている。前作ギャツビーでの落ち着いた静かな男から、自信に裏打ちされた傲慢ともいえる男に。時に冷淡に時に熱く、長い場面をしゃべるしゃべる(驚!)れいこさんさすがの仕上がりでした。最後に重症を負ったアイリスの手術のあとに真っ白な手術着で出てきて、気だるそうにソファに座るれいこさんブラックジャックがステキすぎた。それにしてもお礼を言うケイン(おだちん)の声を子守唄に、いつの間にか寝落ちで、しかもイビキって笑い泣きブラックジャックってこんなキャラだったのね。れいこさんにイビキ、あり得んけど笑笑


そして『Full Swing』

ちなつさんもありちゃんもいないし、どうするんだ?と思っていたのですが、いましたよおだちんが(笑)!そしてここでも、はるくん大活躍。

芝居では後塵を拝した感のあるるねくんもキラキラキラキラ


研一で全ツに帯同の雅耀。

目を引く美形。すぐにわかりました。あれ、だれ?と客席も注目する逸材か?まだ実力のほどは不明ですが、下級生では顔と名前を売り込むだけでも効果大です。

今年の研一、漢字二文字の芸名のかたが三人もいるんですね。榊歩(さかきあゆむ)、纒涼(まといりょう)。縣千と潤花に慣れたせいか笑、特に違和感なく受け入れましたが、トレンドですかね?


で、私としては、りんきらが普通にショーに入っていたことがツボ。フィナーレではるうさんと一緒に、あたかも組長副組長みたいに降りてきた笑笑

専科でショーに入るって、なにしろ月組生と違ってやったことがない作品なのでベースが全くないわけですから、費やす時間もたいへんそうですが、ショーに入るかどうかは上から尋ねられて、自分で選べるんでしょうか?真風と同期だし、普通にいけるとは思いますが…。いや、まったく月組生のように楽しそうに混じってました。拍手


一回きりの機会をいただいて楽しめました。

ご縁に感謝します。