7/5(火)1330

2階最前列下手にて、星組『めぐり会いは再び』二回目。

一回りばかりお姉さまのヅカ友をお誘いしました。

東西を問わずほぼ全ての宝塚公演(ディナーショーなども)と、外の芝居やミュージカルも相当数観ていらっしゃるかたで、お付き合いも広範で私などがお誘いする隙はあまりなかったのですが、たまたま連絡をとったら「今回星組の観劇予定はない」とのことで(あら!ビックリ) びっくり 、よかったらご一緒に…と。なんでも予定はあったのだけれどキャンセルになったらしく???喜んで受けてくださったので、結果オーライチョキ


私の方は、娘と相談してエントリーした友の会が、たまたま連日の当選で、分けられたらありがたかったので、winwin(^-^)


台風4号が近づいていて天候は荒れ模様。雨や風も心配ですが、昨日のガイズ&ドールズやカルトワインの休演、そして月組初日延期のお知らせも台風並み台風です。ガイズはついに千秋楽のみに希望を託すかんじ。キャスト、スタッフのみなさんのメンタルが心配です。



今日はお隣の席の年配のご夫婦のご主人様のほうに、幕間にめっちゃ話しかけられました。奥様たぶんトイレにいらっしゃってて、それを待つ間にでしょう。

「出てくる人の名前が全部カタカナで、話もよくわからなかった」、と困惑ぎみ。

「外国人のお客さんいないんだね」「そうですねー」(てか、これってどういうリアクションが正しいの?)

「宝塚には初めてきたんだけど、人数が多いんだね~。天童よしみの公演は一人で何曲も歌っててすごかった」(ん?いったいどういう比較なんだ?)「そうなんですねー。トップの人はとても歌のうまい人で、次のショーではいっぱい歌いますよ。」

「今日はどなたといらしたんですか?」「(奥さんの席を指して)連れてこられた。80を過ぎてるんだよ。(それなのに毎日出歩いてて)家にいたことがない」と、若干不満?か、自慢か?「耳が痛いですわ~笑」と私。

「あの前の、渡る所からよく落ちないもんだね。」(あー、銀橋ですね。)「そうですねー」

「生演奏って聞いてたけど、バンドの人いないね」「コロナになってからステージの前方下に隠れてますが、生演奏ですよ。」

そのあともほかにはどんな公演に出かけているか(純烈とか、五木ひろしとか)という話が続き、いい加減受け答えに窮してきたところで奥様お帰り。ご主人様は手すりにつかまってやっと歩いてるかんじでしたが、奥さまはシャキシャキなさってて。奥様のほうの趣味とはいえ、80歳を超えてお元気で揃って観劇とは、いろんな意味で羨ましいです。


さて観劇。

幕間の印象がキョーレツ過ぎて観劇の記憶が吹っ飛びそうですが、芝居は天寿さんのラストステージを堪能しました。

レオニードとアンジェリークが本舞台の真ん中で演じてる間に、花道上手で地味に芝居をしているユリウス(天寿さん)とルーチェに思わず目をひかれます。トップランナーとして走り続けてきたこっちゃんと、それを見守ってきた上級生の関係が見え隠れしてて。こっちゃんが弱音を吐きたいとき、甘えたいときにそういう人がいたなら、いいなぁと心から思います。


ショーはテーマ曲がとてもキャッチーですね。頭のなかをグルグル回ります。同じ旋律を繰り返し歌われるので、終わる頃にはすっかり覚えてる。「カンターンテー」と延びるこっちゃんの声が気持ちいい。

…ほんとに上手なんですが、ただちょっと一人で歌いすぎなんでは?強靭な喉かもしれませんが、酷使は禁物。使い捨てではないんですし、制作サイドにも配慮を望みたいかなー。


フィナーレでの、あかさんの高い高速リフトに感心!それを保つひとみちゃんの体幹もすごいものですね~。どうか事故なく千秋楽までできますように。


それと世間でもいろいろ言われてるせおっちの片羽、私はせおっちのファンでもありませんが、その分ひいきめ無しに見てやはりちょっと違和感を感じました。二番手になっても必ずしもトップにならない前例もあることだし、素直に二番手羽を背負ってもよかったのでは?同じような立場のマイティが、星組の次の公演で二番手羽を背負ったのを見ても、その方が平和かつ、ハッピーだったように思います。この後組替してくるプリンスありちゃんにも、なにかと負担が少なくてすみそうだし?まぁしかし人事のことは外野でとやかく言ってもどうにもなりませんよね。禅譲がうまくいくことを祈るばかり。どなたにも傷が残るようなことは望みません。


休演や打ち切りが相次いでいる演劇界、対処法方が思い当たりませんが、休演中のキャスト、スタッフの方がどうか前を見て進めますように。

私たちは幕が上がるのを待ち続けています。