6/18(土)1530公演

初日開けて2日目、Now on Stageも初日の夜がファーストラン。なんだかすごいバタバタ感笑


生徒さんの会チケなので、用意してもらえるだけありがたい。三階後方のセンター。ずんちゃんファンのお友だちと。

娘の分はだいぶ前に舞浜と抱き合わせで譲っていただいてました。


まずはこちらをご覧いただきたい。



…悪評高い手すり、座ってみて、背もたれにつけて目の高さで撮ってこれって、観客のことは何も考えられてないですね。消防法?だかなんだかかもしれませんが、東京ドームの上の方なんてもっとずっと怖い傾斜ですけど、前の座席との間に手すりなんて全くありませんけどね~ムキー 劇場はいったいなんでなんでしょう?

すこーしだけ背を離して、ピーンと背中を伸ばして、ようやっと手すりの上から舞台の手前が見られる状況。ちょっとでも背中を緩めると、舞台のツラ(客席寄りの一番前の端)が手すりの陰に消えます。辛いわ。


まぁでもこの配席なのでこれも運命と、

なんとか「良い姿勢』を保って拝見。


以下若干ネタバレあります。

基本詐欺の話なので、反社会的なテーマではあります。友達の病弱な妹の手術費用を得るためとは言え、道を踏み外していく主人公。いつもはこういう貧乏がゆえに堕ちていく話を見ると怒りの湧いてくるワタクシですが、本作では反感も切なさも哀しさもあまり感じないのは、ずんちゃんのもつ陽の雰囲気と、時代背景のせいでしょうか。

ずんちゃん演じるシエロはさほど深刻に悩むこともせず、差し出されたチョイスを直感で選びとり、法的には悪いこともするものの、汚れることのないまっすぐさが信条。ギャングが暗躍し、成金が一夜のケタはずれの贅沢に溺れ、あるものは成功しあるものは落ちぶれてゆく浮き沈みの激しい世相。もちろん現在から振り返って見るからではありますが(渦中にいたらさすがにそうは思えないかな…)、物語的にそのスピード感が心地よくて、思わず知らず引き込まれて見ていました。

裁判後収監されたあと面会に来たフリオ(るかぜ)に、「隠した金を持って迎えに来てくれよ」と言って去り際に振り返るずんちゃんの「してやったり」といった顔が小気味良くて、結局は親分格のギャング、チャポ(マキセ)の裏をもかいたってこと?と驚かされる幕切れ。コメディともハッピーエンドとも言えませんが、なんとも軽妙でした。

ずんちゃん本来の明るさ、良さがすごく生きていたと思います。


ご一緒した友人は、「王子様ずんちゃん」のファンなので、最近番手的に敵役も多くなったことを若干不満に思っていたらしいのですが、「すごく良くなった!色んな役をやってきて幅が広がったってことなのか、とてもよかった!」とうれしそうに話していましたっけ。

最近注目株のマキセ。あまりお得意の歌唱を披露する場面がなかったのは残念でしたが、めずらしくオジサン役で、貫禄ありましたね。残忍な感じも、悪どい感じもなく、今で言うインテリヤクザ?みたいにシュッとして、押し出しも立派でよく似合ってました。


フィナーレは沢田研二の『酒場でDABADA』ラブ

ずんちゃんの歌も、集団のダンスもステキですねー。しかし、栗田優香先生おいくつ?ジュリーご存知なのがビックリなんですけど?もしかしたらお母さまのアイドルかもしれないですね~。1980年のリリース(なんと40年も前!びっくり )ジュリーが30代前半で最も色っぽかった(と思う)頃の曲。思いがけないところで懐かしい曲を聞くものです。

フィナーレあっという間でちょっと残念。

栗田先生前作の『夢千鳥』のフィナーレがすごくボリュームあったので、期待しないでもなかったのですが、あれはあれ、これはこれですかね。

次回作も裏切りを期待してます(笑)


カーテンコールで『Fly with me』の振りをやってたね、と娘が。もしかしたらFWMチームのどなたかが見にきていましたかねー?おねがい